ナベツネ激怒で監督交代に発展も…今年の日本Sだけじゃない、巨人が近年味わった屈辱 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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ナベツネ激怒で監督交代に発展も…今年の日本Sだけじゃない、巨人が近年味わった屈辱

久保田龍雄dot.
巨人監督時代の高橋由伸 (c)朝日新聞社

巨人監督時代の高橋由伸 (c)朝日新聞社

 日本シリーズでソフトバンクに4試合とも完敗し、2年連続ストレート負けの屈辱を味わった原巨人。「セ・リーグのチャンピオンチームとして、あまりにも情けない」とファンを嘆かせたが、よく考えてみれば、昨年や今年の日本シリーズだけじゃない。これまでにも巨人は、思わずファンが現実から目をそむけたくなるような屈辱を、幾度となく味わってきているのだ。

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 アドバンテージの1勝を差し引いて、3勝すれば、日本シリーズに進出できたのに、初戦からまさかの4連敗で、CS敗退となったのが14年のファイナルステージ、阪神戦だ。

 12年からリーグV3をはたした原巨人に対し、阪神は7ゲーム差の2位。戦前の下馬評も「巨人有利」だった。

 ところが、シーズン12勝を挙げた菅野智之が、右ひじ故障で離脱したことが、暗雲をもたらす。

 第1戦は、内海哲也が初回にゴメスの2ランなどで3点を失ったのが響き、1対4で落としてしまう。第2戦も沢村拓一が5回途中に危険球退場になるアクシデントもあり、2対5と連敗。初回に阿部慎之助のタイムリーで初めて先手を取った第3戦も、リリーフ陣の乱れから、同点の7回にゴメスの2点タイムリーで勝ち越され、2対4と3連敗。ついに逆王手をかけられた。

「さあ、長丁場になるぞ。最後に勝つのは我々なんだ」と原辰徳監督はナインを鼓舞し、12年のCS(中日戦)で3連敗から4連勝した“奇跡再び”にすべてを賭けたが、第4戦も小山雄輝が初回にマートンと福留孝介の2発でいきなり4点を献上し、2回途中6失点KOされたのが大誤算。3本塁打での追撃も届かず、4対8で敗れ、とうとう1勝もできずに敗退となった。

「クライマックスでは、投打のバランスでタイガースが上回っていた。白紙の状態からチームをつくり直さなければならない」と雪辱を期した原監督だったが、その後、巨人は19年まで日本シリーズとは無縁の“長い冬”に突入する。

 9連敗の長いトンネルが回りまわって、原監督の電撃辞任劇を招いたのが03年だ。


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