自分を過大評価してしまう人が陥る「ワナ」と、信頼獲得に欠かせない「たった1つのコツ」とは (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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自分を過大評価してしまう人が陥る「ワナ」と、信頼獲得に欠かせない「たった1つのコツ」とは

犬塚壮志dot.#朝日新聞出版の本#読書
ちょっとした心がけで信頼を築き上げることができます。※写真はイメージです(Gettyimages)

ちょっとした心がけで信頼を築き上げることができます。※写真はイメージです(Gettyimages)

 では、こういった事態を避け、信頼を失わないようにするには、どうすればいいでしょうか。

■信頼の獲得に欠かせない「コンテンツ」とは

 大事なのは、背伸びをせずに、「コンテンツ」を正確に伝えることです。

「コンテンツ」で伝えるべきことは、あなたが聞き手に提供できる知識やスキルです。聞き手が「この人の話は自分の役に立つかも」「今、悩んでいる問題を解決するヒントになるかも」「聞いておいたほうがトクかも」と興味・関心を抱くフックになる情報を盛り込みましょう。たとえば、次のようなものです。

 <自分という「コンテンツ」を伝える情報>
 ●あなたが聞き手に提供できる専門知識
 ●あなたが持っているスキル
 ●聞き手が信頼できそうと感じるこれまでの実績
 ●あなたが聞き手のために用意できるもの

 ここで注意したいのは、肩書や職種よりも、「職能」(その職業に固有の機能)を語ることです。「長年、講師業を務めてきました」よりも、「講師として培ってきたアカデミックな専門知識と、それをわかりやすく話す説明があります」と機能に焦点を当てて伝えることで、聞き手にとってあなたの話の役立ち感が具体的になっていきます。

■実績の話題は「少ないかもな」くらいがちょうどいい

 話し手であるあなたの実績を伝えることは、相手に話す内容への安心感、期待感を生み出す効果があります。

 たとえば、私は生徒への自己紹介では、こんな実績を盛り込むようにしています。

「私は予備校講師として、これまで東京大学に500人以上、医学部には2000人以上合格させてきました」
「偏差値40台の生徒が、1年後に東京大学に合格したことも、文系出身の生徒を医学部に合格させたこともあります」

 そのうえで、「私は1年間の講義を通して、キミたちが志望する大学に合格するために必要な、化学の学力を身につけられるノウハウを伝えることができます」と自己紹介を終えるのです。

 実績を伝えるときに注意したいのは、語りすぎないことです。あれもやった、これもやった、どうだ、すごいだろう! という自慢話になってしまうと聞き手との間に溝が生じます。実績アピールが自慢になってしまった途端、聞き手の反応は「だから、何?」「私とどう関係があるの?」と引いてしまうからです。


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