「女性タレントからも慕われているようですね。滝沢カレンは自身のインスタで安藤のことを『本当にいい人』とつづっていたことがありますし、最上もがは、番組の収録の感想として『ど緊張する収録でしたが、安藤さんがいてとても安心しました。やさしい』と、これも自身のインスタでコメントしていたことが。また、中川翔子は愛が急死してほどなく安藤が訪ねて来てくれたそうで、自身のブログに『なっちゃんに、落ち込んだ時にすごく助けていただき感謝しています ほんとうに、大切な味方はいるんだなと感謝です』などとつづってました」(同)

■コンビ解散で引退を考えたことも

 豪快な見た目だが、誰に対しても優しそうな安藤。実はブレイクする前は介護の仕事をしていたこともある苦労人なのだ。

「WEBマガジンの取材で話していましたが、いまのテレビの仕事において、街ロケなどでお年寄りや子どもの目線に合わせて話せるのは大切なのかもと、介護の仕事経験を通して感じているとか。そういった、心配りも自然と視聴者に伝わっているのだと思います。いまはピンでの活動が多いですが、コンビでの仕事を増やしたとしても人気は盤石でしょう」(女性週刊誌記者)

 お笑い評論家のラリー遠田氏は、芸人としての安藤をこう評価する。

「安藤なつさんは元々『ぷち観音』という女性コンビで活動していて、解散後は引退を考えていたといいます。しかし、そこでピン芸人だったカズレーザーさんに引き止められて、コンビを組もうと言われたのです。なつさんは乗り気ではなかったのですが、強引に押し切られるような形でコンビを結成することに。そんなコンビ結成の経緯にも2人の関係性が表れています。以後、2015年の『M-1グランプリ』で決勝に進んだことがきっかけで大ブレイク。漫才でも、カズレーザーさんが自由奔放なボケを放ち、ツッコミ役のなつさんを翻弄し続けるというスタイルで、普段の関係性がそのままネタになっているのがこのコンビの強みです」

 どちらか1人が活躍するケースも目立つお笑いコンビ。売れなかった相方との格差が広がることも少なくないが、メイプル超合金に関してはその心配はないようだ。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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