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ネットで圧倒的人気の河野太郎 なぜ総裁になれなかったのか

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飯塚大和dot.
河野防衛相(c)朝日新聞社

河野防衛相(c)朝日新聞社

 自民党の河野太郎防衛相は1日、総裁選挙への出馬を見送る意向を正式に表明した。自身の所属する麻生派が菅氏の支持を固めたとの報道もあり、派閥の壁に阻まれたとの見方が強い。

【一覧】ひと目でわかる自民党の派閥勢力図

 実はこの河野氏、Yahoo!ニュースが実施中のアンケートで、「次期総裁にふさわしい人」としてダントツの人気を誇る。いったい、なぜネット上で「河野人気」が高まっているのか。そして、なぜ河野氏は総裁になれなかったのだろうか。

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 アンケートには、9月1日午前9時時点で70万を超える回答が集まり、うち6割超の票を河野氏が占めている。石破氏は15・1%、菅氏は11・8%、岸田氏は2・5%で、河野氏(61・9%)に大差をつけられている。一方、共同通信社が8月29日、30日に実施した世論調査(電話)では、石破氏が34・3%のトップ。河野氏は菅氏に次いで3位(13・6%)と振るわなかった。

 ネット上のアンケートで突出して高い人気を誇る河野氏。共同通信社の有効回答数は1000人。一方のYahoo!の回答数は70万超。数だけで見れば、河野氏の人気の高さは、軽視できない規模だ。ジャーナリストの須田慎一郎氏は「(ヤフーの調査で)河野さんの人気があるのもうなずける。彼はSNSで頻繁に情報発信をしており、ユーザーの興味関心をつなぎとめています」と語る。

「ネットメディアは、既存のメディアとはユーザー層が全く異なります。10代~40代の層はほとんどの情報をネットから摂取する人も多い。ネットでの発信数が多く、目に触れる機会の多い河野さんに票が流れるのは必然。他の候補たちは、ネットでの情報発信という点では戦略性がなく、見劣りします」

 河野氏は富士ゼロックスや日本端子など、ハイテク分野での勤務経験がある。Twitterの過去の投稿では、少なくとも90年代初期にはコンピューターを使用していたと推測できる発言も残しており、年季の入ったネットユーザーとして、ネットリテラシーの高さがうかがえる。「ネットの特性を熟知している。うまい具合にSNSを活用していて、やり口は人気YouTuberやインフルエンサーの手法に近いものがある」(須田氏)


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