オンラインサロンの番組で多いのが評論家とかジャーナリストが、会員からお金をとって、対談しているようなのは多かったんですけど、僕がやろうとしているオンラインサロンのバラエティ系っていうのは少数派。オンラインサロンには、自分の利益につながる学びを求めてやってくるじゃないですか。そのオンラインサロンに入ると横のつながりができるとかも含めて。ある意味、“ビジネス書”みたいなのがオンラインサロンのこれまでの作りだった。できれば、僕たちがやるものは、そういう概念を吹き飛ばしたいんですよね。大人のバラエティ番組を作りたいんですよね。

 いろんなメディアが出てきた中で、言ってみれば、竹山報道局はまだコミュニティーFMくらいの規模ですけど、何かここで面白いことできないかなと思っているんですよね。これが、何千人、何万人という会員になって、「これ、テレビへ、いく?」って、小さな番組からテレビに進出することもこれからは起きるかもしれない。

 じゃあ、そういうことをYouTubeでやればいいって人もいるんですけど、お金の問題とYouTubeっぽい限界っていうのもあると思うんですよ。僕は8年前からYouTubeは始めていて、スタッフを新たにしてからも、もう4年間はYouTubeはやっていて、その時も最終的に大きくしていって何か番組にならないかなと考えていた。テレビ番組になっていく様を視聴者も見られたら面白いだろうなって“福岡の地方番組でレギュラーをやりたい”という企画から始まったんですよ。とにかく、ミックスメディアをやりたいというのはあったんですよ。たとえば、「竹山報道局」を撮影しているときに、別のインターネットメディアでもテレビ局が撮影に入ってくれたっていい。

 もちろん、僕の主戦場はあくまでもテレビだけど、わかりやすく言うと、今はテレビでできない事も竹山報道局でやろうってことなんです。それは反発ということではなくて、みんなテレビで仕事している人たちが“楽しいことやろうぜ”って集まっているということ。

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ネットで「心と心はつながるか」の挑戦