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Zoomで葬儀参列を目の当たりにした鈴木おさむ 別れのかたちも進化の予感

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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放送作家の鈴木おさむさん

放送作家の鈴木おさむさん

 いざ死ぬとなったらそんな気持ちにすらなれないのかもしれないが、でも、そういう選択肢が用意されているのもいいなと思った。

 そして、その葬儀でもう一つ。親戚の方らしき人が、ずっとiPhoneで撮影しているのだ。告別式をずっと撮影している。棺に花を入れる時も撮影してる。正直、僕はそれを見てイライラしていた。「そんなもん撮影して、いつ見るんだよ!」と。なんで、こんな時まで撮影してるんだよ!と。だが、それは録画しているわけではなかったのだ。親戚にアメリカに住んでいて、コロナで日本に帰って来られない人がいた。その人が葬儀に参加できなかったので、なんと、iPhoneでZoomでつないで、アメリカにいる親戚に生で見せていたのだと。

 それを聞いて、怒っていた自分を恥じたが、そんな方法もあるのかと感心してしまった。

 結婚式は日々進化しているが、葬儀を進化させていくことに、反対意見の人もいるかもしれないが、より、故人との別れで、故人のことを深く考え、深く悲しむために、進化していくのもいいかもしれないと思えました。

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。


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鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。バブル期入社の50代の部長の悲哀を描く16コマ漫画「ティラノ部長」の原作を担当し、毎週金曜に自身のインスタグラムで公開中

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