NHKを背負って立つエースに成長した和久田アナ(写真/時事)
NHKを背負って立つエースに成長した和久田アナ(写真/時事)

 日本中がコロナ報道を注視するなか、3月末から「ニュースウオッチ9」のキャスターに就任したNHKの和久田麻由子アナウンサー(31)に注目が集まっている。

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 6年間担当した「おはよう日本」を卒業し、春の改編で「ニュースウオッチ9」のキャスターに就任した和久田アナ。NHKは、前任の桑子真帆アナ(32)を「おはよう日本」に異動させ、「朝の顔」と「夜の顔」を入れ替えるという大胆な人事を行った。とはいえ、柔和な雰囲気が視聴者に人気だった桑子アナの後釜が務まるのか、NHK側も気にかけていたようだ。

「放送中に急遽入ってきた新型コロナウイルス関連の速報も落ち着いた様子で対応し、抜群の安定感で乗り切った。開始から1週間ほどで、本人もスタッフも手応えをつかんだようだ」(NHK局員)

 もともと、和久田アナは「次代のエース」として入局時から注目されていた。新人で岡山放送局に赴任後、わずか2年半で東京アナウンス室に異動。いきなり「おはよう日本」のキャスターに抜擢されたことからも、その期待の大きさがうかがえる。和久田アナの楚々としたたたずまいは朝のお茶の間に自然と溶け込み、あっという間に全国区の知名度を誇るアナウンサーとなった。

「一言でいうと、NHK王道路線のアナウンサーです。その美貌もさることながら、ニュース番組からバラエティーまでこなす幅の広さと安定感のあるアナウンス能力は、NHKの中でも随一。中学、高校は女子御三家の女子学院で東大卒という経歴から、現在はフリーの膳場貴子アナ(45)と比較されることも多いのですが、政財界の大物から好かれる“オヤジキラー”ぶりも似ているかもしれません。週刊誌でも“わくまゆ”絡みのニュースはウケがいい」(週刊誌記者)

 NHKの「朝の顔」として活躍するようになった和久田アナは、その後、局内でもどんどん頭角を現すようになる。昨年は武田真一アナ(52)とのコンビで平成と令和をつなぐ改元特番をこなし、年末には看板番組の「紅白歌合戦」の司会という大役を務め上げた。

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