58歳で国家試験に合格! 50代で始めたからこそ味わえた、思いがけない充実感 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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58歳で国家試験に合格! 50代で始めたからこそ味わえた、思いがけない充実感

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内田いつ子dot.
新しいことを始めるのが面倒だと思う半面、「始めるなら今しかない」と思う世代

新しいことを始めるのが面倒だと思う半面、「始めるなら今しかない」と思う世代

 50代。子どもも独立し始めて手が離れ、仕事では自分の立場や行く末も見え、女性は更年期に突入して体の変化を感じ、親の介護や看取りを通じて「自分もあとどのくらい元気でいられるか……」など、自身の身体やこれからのことについて改めて考える。若くはないし、新しいことを始めるのが面倒だと思う半面、「始めるなら今しかない」と思う世代でもある。50代で新しいことにチャレンジしたある女性。その挑戦とは……。

■55歳で鍼灸の専門学校へ入学

 森下裕子さん(58歳・仮名)は、今年の3月に3年通った鍼灸の専門学校を卒業する。フリーランスの編集者という仕事を続けながらの挑戦だった。授業は午前中だが、ときには朝8時半からの朝練や、午後からの特別ゼミなどにも出席した。東洋医学の専門的な知識だけでなく鍼や灸の実技など、初めて体験することも多く、試験に向けての勉強や自宅での実技の復習などは、思っていたよりもずっとハードで、仕事や家事との両立は心が折れそうになることもあったという。

 そもそもなぜ彼女は50代も後半に差しかかってから、鍼灸を学び始めようと思ったのか。

「20代からずっと女性誌の編集の仕事をしてきました。いろいろなジャンルを手がけましたが、好きだったのが美容や健康についての企画。取材を通じて様々な美容法や健康法に出会う中で、自分がストレスで体調をくずしたときに助けになった東洋医学や漢方により深く興味を持つようになったのです。あるときに薬膳の取材があり、その薬膳学校のお試し体験に参加。それがとても楽しかったので薬膳学校に通うことにし、40代後半で国際薬膳師の資格を取ったんです」(森下さん、以下同)

■薬膳の勉強を始めたことで思いがけない展開に

 ただ学びたいという気持ちだけで始めた薬膳だったが、卒業後はその知識を生かしてセミナーを開いたり、初の著書を出版するなど、自分でも思いがけない展開が待っていたという。


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