ジャイアント馬場も晩年に参戦 「お笑い系プロレス」の計り知れない“大きな役割” (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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ジャイアント馬場も晩年に参戦 「お笑い系プロレス」の計り知れない“大きな役割”

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山岡則夫dot.
「お笑い系プロレス」でも存在感を示したジャイアント馬場 (c)朝日新聞社

「お笑い系プロレス」でも存在感を示したジャイアント馬場 (c)朝日新聞社

西口プロレスの長州小力 (c)朝日新聞社

西口プロレスの長州小力 (c)朝日新聞社

 プロレスにおいて特異なジャンルとも言えるのが『お笑い系』プロレス。多くの場合は第1試合など、いわゆる前座試合としておこなわれてきた。しかし侮るなかれ、細部にまで笑いを散りばめた構成に、見ている側は自然と演者のペースに引き込まれ笑顔になる。また、しっかりとしたプロレス技術がベースにあるため、ただの『おふざけ』では終わらない。

【写真】伝説的プロレスラーのモノマネで一世を風靡した芸人といえば?

 プロレスのスタイルは多種多様だ。かつて全日本プロレスで一世風靡した『四天王プロレス』と呼ばれた激しい戦い。バチバチで殴ったり蹴ったりするスタイル。グラウンドの寝技や関節技を中心にしたもの。ルチャ・リブレのような空中戦が主のもの。米国WWEのようなエンターテインメント路線。そして反則や凶器使用が公認され血で血を争うデスマッチ。その他、数え上げればキリがないプロレスの中で『お笑い系』も間違いなく認知されている。

「『お笑い系』もプロレス。フリーダムズはデスマッチ団体という認識が強いけど、デスマッチ団体とは一言も言ってない。『お笑い系』も含めた全試合がフリーダムズ。レスラー各自が好きなスタイルを貫いて、ファンを喜ばせれば良い。ファンの心の中に少しでも残れば、それはプロレスラーの勝ち。『お笑い系』が一番印象に残ったというお客さんも実際にいる」。

 プロレスリング・フリーダムズでは、前座試合でたびたび『お笑い系』が組まれる。社長・佐々木貴は『お笑い系』の存在価値について語ってくれた。

『お笑い系』というと女子プロレスの前座として組まれていたミゼットプロレスが有名。北米から派生したスタイルで日本マットでは60年代から見られるようになり、一時はミゼットレスラーがバラエティ番組に出演したほどである。

 その後、多くの団体において『お笑い系』が採用されるようになった。なかでもお笑いのメッカ・大阪に誕生した大阪プロレスなどでは前座扱いにとどまらず、タイトルまで作られた。

 また、お笑い芸人が作った団体・西口プロレスまで登場。テレビとの相性の良さを活かし絶大な知名度を獲得した。しかしエース格・長州小力自身が「芸人たちがシャレでやっているプロレスごっこ」と語っているので、プロレスとは別ジャンル扱いと言えるかもしれない。


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