上位3人はいずれもサッカー界のビッグネームが並んでいる。五輪でのサッカー競技は23歳以下の年齢制限があり、いずれの選手もその歳を超えているが、オーバーエイジ枠として出場に興味を示していると報道されているのが3位のネイマールだ。

 ネイマールは、ブラジルで開催された前回のリオ五輪でもオーバーエイジ枠で母国の代表として出場し、チームを金メダルに導く原動力となった。ブラジルの代表チームは来月に南米予選の最終ラウンドを控え、東京五輪への切符はまだ掴んではいないが、出場となれば連覇を目指し、ネイマールが参戦してくる可能性は十分考えられる。

 3位以下では、5位となっているロジャー・フェデラーらテニス勢は大物たちが来日するのはほぼ確定的だ。フェデラーは自身5度目となる五輪の出場を明言している。2012年のロンドン五輪決勝では地元のアンディ・マリーに敗れるなど、意外にも五輪の男子シングルスでは金メダルの獲得がない。年齢的にも最後となる見込みの高い東京への思いは強いだろう。

 また、17位のノバク・ジョコビッチもグランドスラムはこれまで16度制し、世界ランキング1位の常連となっているが、五輪で頂点に立ったことはここまでなし。4年に1度しか訪れないオリンピックへの気持ちはフェデラー同様に強く、東京での金メダル獲得へ意気込みも語っているようだ。

 その他で注目されるのはバスケットボール勢。トップ20のランキングの中でも最多5人を占めており、その全てがアメリカ出身だ。スポーツ好きならご存知だろうが、アメリカのバスケットボール代表は五輪では毎回「ドリームチーム」として、開催地のバスケットボールファンの注目を浴びてきた。1992年のバルセロナ五輪以降、NBAのスーパースターで構成されたチームは、2004年のアテネ五輪以外の全てで金メダルを獲得している(※アテネ五輪は準決勝でアルゼンチンに敗れ銅メダル)。

 東京五輪でもトップ20に入った5人は出場の意向を示しているもようで、レブロン、カリーら世界でもトップクラスの知名度を誇るアスリートである彼らを、日本で観られる可能性は高いと思われる。

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