ゴルフ界では11位のタイガー・ウッズが出場を熱望していると伝えられている。昨年は奇跡的ともいえる復活を果たし、かつてはアスリートの長者番付で1位の常連でもあった。五輪でのゴルフ競技は国際ゴルフ連盟(IGF)が発表する「オリンピックゴルフランキング」に基づき出場資格選手が決定するが、ウッズは現時点では出場資格の圏内にはいるものの、強豪がひしめくアメリカの代表枠に入れるかは微妙な状況。6月22日までのランキングで出場権を得られるか否かが決まるが、出場となれば44歳となったウッズの集大成を日本で目撃できるチャンスがやってくる。

 トップ20の圏外とはなったが、日本人で唯一トップ100以内に入ったのが35位につけたテニスの錦織圭。フォーブスによると、2019年の収入は3730万ドル(約40億5000万円)と世界のトップアスリートと比べてもなんら遜色のない額となっている。

 前回のリオ五輪では銅メダルを獲得し、96年ぶりとなるテニス競技のメダルを日本にもたらした。フォーブスも「東京五輪を代表する顔の一人となるだろう」と、錦織が日本でいかに注目されているかを伝えている。ケガの影響などで近年は棄権する大会が増え、未だ東京五輪での出場権は得られていないが、例外規定を適用して出場するものと見られている。

 こうしてみると、「お金」という尺度で測った場合、東京五輪には数多くの“大物”たちが参加する印象である。今後、オリンピックではアスリートの長者番付に数多くの選手がランクインしているアメリカンフットボールが正式種目になる可能性を秘めており、世界のスポーツの祭典らしく、さらなる有名アスリートたちが参加するイベントとなっていく公算が大きい。