あの輝きはどこへ… 近年で“2年目のジンクス”に苦しんだ選手列伝 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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あの輝きはどこへ… 近年で“2年目のジンクス”に苦しんだ選手列伝

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2年目のジンクスにはまった阪神・高山俊 (c)朝日新聞社

2年目のジンクスにはまった阪神・高山俊 (c)朝日新聞社

 古くからプロ野球の世界では「2年目のジンクス」という言葉が存在する。新人の年に大活躍した選手や、2年目以降でも大ブレイクを果たした若手選手が、翌年に成績を落としてしまう現象だ。野球人生で初の長丁場となるシーズンでの疲労の蓄積や、他球団のマークが厳しくなることなどが要因とされ、昭和の時代から2000年代前半あたりまでは、その傾向が多く見られた。近年は減少傾向にあると言われているが、まだまだ長いプロ野球の歴史で生まれた、そんなありがたくない“呪い”に苦しむ選手はいる。

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 08年にパ・リーグ新人王に輝いた小松聖(オリックス)は、プロ2年目のシーズンに先発、中継ぎで36試合に登板し、15勝3敗3ホールドと圧倒的な成績を残してチームのクライマックスシリーズ進出(2位)に貢献した。

 翌年に行われた第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表に選出されて優勝メンバーとなり、シーズンでは開幕投手を務めたが、5回7失点で敗戦投手になると、その後は勝ち星に恵まれず17試合登板で1勝9敗、防御率7.09と大きく成績を落とした。その後も低迷は続き、16年に現役引退するまで10年の5勝が最高で、最後の4年間は未勝利で終わった。

 この時期は06年パ・リーグ新人王の八木智哉(日本ハム)が1年目12勝から2年目4勝、07年セ・リーグ新人王の上園啓史(阪神)が1年目8勝から2年目4勝と「2年目のジンクス」にはまり、最終的にいずれも1年目がキャリアハイの勝ち数と、新人王投手受難の年が続いた。

 野手の新人王では、松本哲也(巨人)がプロ3年目の09年に129試合出場で打率.293、16盗塁と活躍し、リーグ3連覇を達成して“育成の巨人”と呼ばれたチームの象徴的存在になった。規定打席にはわずかに届かなかったが、のちに代名詞となったダイビングキャッチなどの外野守備が評価されてゴールデングラブ賞も受賞した。


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