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巨人のパーラも典型的な例? 助っ人獲得で見えた“新たなトレンド”

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今季から巨人でプレーするパーラ(写真/getty Images)

今季から巨人でプレーするパーラ(写真/getty Images)

 2019年シーズンのセ・リーグを制した巨人が昨年11月、メジャーリーグのナショナルズで世界一のメンバーとなったジェラルド・パーラ外野手の獲得を発表した。

 パーラは昨季に限っては主に代打として起用されていたが、メジャーでの実績は十分。これまでのキャリア通算成績は11年間で打率.276、88本塁打、522打点、96盗塁をマークし、積み重ねた安打数も1312本。プロ野球に来る助っ人としては“大物”といっていい部類に入る選手だろう。

 巨人入団の噂が出た時点では、特にメジャーでの打撃成績がクローズアップされていたパーラだが、ダイヤモンドバックス時代に2度のゴールドグラブ賞を獲得するなど、守備でもかなり高い能力を持っている選手として現地アメリカで評価されていた選手だ。

 中でも強肩の持ち主として名の知れた選手で、ゴールドグラブ賞を獲った2013年には外野手でメジャートップタイとなる17個の補殺を記録。近いところでもロッキーズ時代の2018年に同10位タイとなる9個の補殺を記録し、まだまだ肩が衰えていないことを証明している。

 これまでのキャリアで記録した補殺数は外野手としては歴代272位の106個。順位としてみると大したことがないような気もするが、パーラよりも8シーズン長くプレーしたイチローが同211位タイ(123個)ということからも、パーラの強肩がメジャーでどういった位置づけなのか分かるだろう。守備範囲を含めたディフェンス能力も高く2013年にはUZR(Ultimate Zone Rating)という守備の総合的能力を示す指標で外野手全体のトップにランク。打撃が注目される傾向にあるプロ野球の助っ人だが、パーラは守備力だけでも十分に契約に値する力を持っている。

 また、ヤクルトが獲得したアルシデス・エスコバー内野手は、バッティングよりも“守備の人”として活躍した選手である。ロイヤルズがワールドシリーズを制した2015年には、遊撃手としてゴールドグラブ賞を獲得。UZRも2013年には絶対的な守備力を誇る遊撃手して有名なアンドレルトン・シモンズ(当時ブレーブス)に次ぐ2位につけている。守備力という点では、ここ数年に限ればメジャーを代表する内野手といっても過言ではない。


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