最後の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」 全設備乗り比べ徹底比較 (1/8) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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最後の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」 全設備乗り比べ徹底比較

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安藤昌季dot.#鉄道
我が国唯一の寝台特急に使われる285系電車(撮影/安藤昌季)

我が国唯一の寝台特急に使われる285系電車(撮影/安藤昌季)

最も豪華なA個室寝台「シングルデラックス」(撮影/安藤昌季

最も豪華なA個室寝台「シングルデラックス」(撮影/安藤昌季

1人用B個室寝台「シングル」階上室(撮影/安藤昌季)

1人用B個室寝台「シングル」階上室(撮影/安藤昌季)

「シングルツイン」は座席にも転換できる個室寝台(撮影/安藤昌季)

「シングルツイン」は座席にも転換できる個室寝台(撮影/安藤昌季)

 東京~高松・出雲市駅間を運行する寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」は、現在の我が国では唯一の毎日運行する「定期夜行列車」である。「ななつ星 in 九州」などのクルーズトレインは夜行列車であっても毎日運行されているわけではなく、みどりの窓口で切符を買えない「団体専用列車」だ。そして「ムーンライトながら」などの夜行快速は臨時列車のため、毎日運行されているわけではない。

【写真】最も豪華な「シングルデラックス」など、車内の写真はこちら

 我が国最初の寝台特急「あさかぜ」が、1956年に誕生してから今年で63年目。「サンライズ瀬戸・出雲」はそこから始まる「東京駅発着の寝台特急」の系譜を今日まで引き継いできた、孤高の名門列車だ。「サンライズ瀬戸・出雲」自体も、この7月10日で運行21年目に突入するベテラン列車だが、その車内設備は2019年現在でも十分に快適なものである。

 ここでは「サンライズ瀬戸・出雲」の全設備について、筆者が利用した際の実感や、より快適に過ごすための工夫・注意点について解説したい。

 「サンライズ瀬戸・出雲」には大きく分けて5種類の個室寝台と、1種類の座席が存在する。個室寝台は1人用A寝台(A寝台はグリーン車のようなもので、B寝台に対する優等設備)の「シングルデラックス」と、1人用B寝台の「シングル」「ソロ」、そして1~2人用B寝台の「シングルツイン」、2人用B寝台の「サンライズツイン」である。座席は普通車指定席扱いの「ノビノビ座席」だ。

 価格的には「ノビノビ座席」が最も安く、「シングルデラックス」が最も高い。詳細は後述するが、最も長距離の東京~出雲市駅間で利用した場合、「ノビノビ座席」が運賃・各種料金合計で片道15,750円、A寝台「シングルデラックス」だと同28,960円である。では、設備の特色を説明しよう。

■最も高額な「シングルデラックス」

最も高額で、かつ今では唯一となった「A寝台」でもある「シングルデラックス」は「瀬戸」「出雲」に各6室設けられた1人用個室寝台である。個室は縦2.2m、横2.1m程度、床面積4.6平方メートルの広さである。個室内には長さ1.96m、幅85cmのベッド、チェア一脚、大きなデスク、温水と冷水が使える自動水栓の洗面台(シンクに水は貯められない)、枕と羽毛の掛布団、コンセント、ハンガー、浴衣、使い捨てコップ、ラジオ&オーディオ装置、アラーム付き時計、冷暖房の調節装置、スリッパ、鏡、ゴミ箱が用意されている。


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