月9「ラジエーションハウス」では描かれないもう一つの放射線科 がんと戦う放射線治療 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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月9「ラジエーションハウス」では描かれないもう一つの放射線科 がんと戦う放射線治療

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都立駒込病院放射線診療科治療部部長の唐澤克之医師(撮影/白石 圭)

都立駒込病院放射線診療科治療部部長の唐澤克之医師(撮影/白石 圭)

 窪田正孝・本田翼主演の月9ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」が4月から放送されている。本田翼演じる放射線科医の甘春杏を支えるために、窪田正孝演じる放射線技師の五十嵐唯織が見えない疾患を暴いていくというストーリーだ。ドラマのテーマは「撮影」「診断」だが、それは放射線科の仕事の一部分。そこで、都立駒込病院放射線診療科治療部部長・唐澤克之医師に、放射線科のもう一つの仕事である「治療」について話を聞いた。

*  *  *
 放射線というとX線やCT検査など、診断に使うイメージが強い。実際、放射線科はどの病院でも診断を専門とする医師が多いと言われている。そんな放射線科医と切っても切り離せないのが、いま「ラジエーションハウス」でスポットライトを浴びている放射線技師だ。診断部において、医師は放射線技師が撮影した画像を見て診断する。その診断のために、患者の体の内部を撮影するのが放射線技師の仕事だ。

 ただ撮るだけではなく、放射線技師にも相応の知識が求められる。疾患のイメージをもっている放射線技師であれば的確な調整を行うことができ、撮影した画像の精度も上がるというわけだ。

 しかし、実は放射線科は「診断部」だけでなく「治療部」もある。つまり、ドラマでは描かれていないが、放射線科は診断だけでなく治療も行っている(注:病院によっては一つの診療科であるケースもある)。放射線には、細胞の染色体を傷つけて分裂できなくさせるという殺傷効果があり、この効果を利用することでがんを治療することができる。

 では放射線を使うと、どのような治療ができるのだろうか。

 2人に1人がなるという“がん”。手術、抗がん剤などの薬物療法に並ぶ三つめの手段として注目されている治療法が、放射線治療だ。放射線を浴びて治療というと怖いイメージもあるかもしれないが、唐澤医師は、一番のメリットは患者の負担が少ないことだと言う。


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