今後の佐々木の予定だが、公式戦は4月27日から始まる春季岩手県大会地区予選がスタートとなる。順調に勝ち上がると5月17日から始まる県大会、6月6日には山形県で行われる東北大会となり、最後の夏の岩手大会は7月11日からとなる。4月1日には夏の甲子園大会後に韓国で行われるU18ワールドカップに向けた高校日本代表の一次候補が発表され、当然佐々木の名前もそこに入ることとなった。高校最後のシーズンはまだまだ始まったばかり。昨年夏に“平成最後の怪物”と呼ばれた佐々木が“令和最初の怪物”として果たしてどこまで進化を遂げるのか。今後の動向からも目が離せない。(文・西尾典文)

●プロフィール
西尾典文
1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。

著者プロフィールを見る
西尾典文

西尾典文

西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から専門誌に寄稿を開始。修了後も主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、AERA dot.、デイリー新潮、FRIDAYデジタル、スポーツナビ、BASEBALL KING、THE DIGEST、REAL SPORTSなどに記事を寄稿中。2017年からはスカイAのドラフト中継でも解説を務めている。ドラフト情報を発信する「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも毎日記事を配信中。

西尾典文の記事一覧はこちら