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2013年に出版されてベストセラーになったノンフィクション『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大に現役合格した話』(坪田信貴・著、以下『ビリギャル』)のモデルとなった小林さやかさん(30)が2月24日、自身のブログで昨年3月に離婚していたことを発表した。
ブログでは、離婚について<元夫と、去年の3月26日に、桜満開のなか、手を繋いで、離婚届を出しました>と書かれていたことから、「そんな離婚あるか」といった批判も出て、大きな話題にもなった。
現在の小林さんは、ビリギャルの経験を講演などを通じて伝える活動をしていて、3月28日には自身初となる著書『キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語』(マガジンハウス)を出版する。本では、高校時代の1日15時間の猛勉強や、結婚や離婚についても語られている。
その小林さんは、4月から大学院に進学して再度勉強をすることを決意した。その理由は何か。ビリギャルは今、何を目指しているのか。小林さんに聞いた。
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──2月24日にブログで離婚を発表しましたが、反響が大きかったそうですね。
2月25日に、新刊本の情報が解禁になるとのことで、本に書いた離婚のこともメディアで取り上げられるだろうなと思いました。
なので、「その前に自分の言葉で」と思ってブログに書いただけだったので、とても驚きました。
──小林さんは離婚を後ろ向きに捉えていないようですね。
離婚は決してネガティブなものではないと思っています。お互いの未来のためにとる選択肢の一つにすぎないと。
結果だけ見たら「円満離婚」という形になったけど、もちろん私たちだってケンカして傷つけあった時間はたくさんありました。でも、幕のおろし方ってとても大事だと思うんです。私はただ、あんなに尊敬できて大切だった人と一生会わないなんて嫌だし、一度家族になった人を嫌いになることはできなかった。その想いは、彼も一緒でいてくれました。だから、いまも良好な関係でいられています。