レコ大2連覇の乃木坂46(C)朝日新聞社 
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 「第60回日本レコード大賞」が30日、東京・新国立劇場で発表され、アイドルグループ「乃木坂46」の『シンクロニシティ』が「レコード大賞(※以下、大賞)」を受賞、「最優秀新人賞」には現役大学生の演歌歌手の辰巳ゆうとが輝いた。

「DA PUMP」が西城秀樹へオマージュをささげた意味は?

 平成最後の「レコ大」、その「大賞」に選ばれた『シンクロニシティ』は「乃木坂46」が今年4月にリリースした20thシングル。センターは白石麻衣が務めている。

「『乃木坂46』は昨年に『インフルエンサー』で初の『大賞』を受賞していますが、『シンクロニシティ』もミリオンセールスを達成。さらに、今年はメンバーの写真集が出版不況をモノともせず、軒並み好調なセールスを記録。ニホンモニターの『2018タレントCM起用社数ランキング』でも白石が18社で男女総合での単独1位に輝いたほか、齋藤飛鳥や西野七瀬がともに6位にランクインするなど、昨年以上にグループ&メンバーの世間の認知度も高まっており、勢いそのままの『大賞』受賞となった観はありますね」(芸能評論家・三杉武氏)

 その一方で、今年6月にダンス&ヴォーカルグループ「DA PUMP」がリリースし、社会現象を巻き起こした『U. S. A. 』が『大賞』を逃したことを惜しむ声もインターネット上を中心に散見されている。

「日本作曲家協会の主催による『レコ大』は“日本の歌”、いわゆる邦楽が審査対象とされており、洋楽のカバー曲である『U. S. A. 』に関してはその功績は認めつつも、大賞の候補曲となる『優秀作品賞』にも選ばれず、『特別賞』になるだろうというのが業界内の大方の見方でした。実際、過去には79年の西城秀樹さんの『YOUNG MAN(Y.M.C.A.)』や82年の岩崎宏美さんの『聖母たちのララバイ』も大ヒットを記録しながら外国人作曲の作品ということでノミネートすらされませんでした」(スポーツ紙の音楽担当記者)

 だが、今年の「レコ大」では『U. S. A. 』が『優秀作品賞』に選出されたことで、にわかに『大賞』獲得も期待された。

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西城秀樹も取れなかった理由