<遊撃手>


■茂木栄五郎(楽天)
昨季はチームの核弾頭として打率.296、17本塁打、47打点と活躍したが、今季は持ち味であった思い切りの良さとパンチ力が影を潜めた。自己ワーストの打率.247に、7本塁打、24打点と前年から大きく成績が下降。得点圏打率.189も元気のない証拠。レギュラー白紙の状態から来季の巻き返しを期待したい。

<右翼手>
■ペゲーロ(楽天
規格外のパワーを誇り、昨季は“恐怖の2番打者”として打率.281、26本塁打、75打点と爆発したが、マークがきつくなった来日3年目の今季は不発……。開幕から苦手なコースを克服できず、打率.233、17本塁打、44打点と大きくスケールダウンした。これにより、チームの得点力、打線の破壊力も一気に低下した。

<中堅手>
■後藤駿太(オリックス
登録名を「駿太」からフルネームに変更して飛躍が期待された8年目だったが、課題の打撃の状態が上がらず、出場33試合で打率.216、0本塁打、4打点。コンバートされた宗佑磨らに出番を奪われ、5年間続けてきた100試合出場も途切れた。まだ25歳。“守備の人”に収まる訳にはいかない。

<左翼手>
■T-岡田(オリックス)
昨季は自身7年ぶりに30本塁打の大台をクリアしたが、今季は開幕前から故障、打撃不振に陥り、そのまま季節が巡っても快音から遠ざかったまま、出場97試合で打率.225、13本塁打、43打点でシーズンを終えた。昨季からの反動も含めてのワーストナイン入り。チーム低迷の要因となった。

<DH>
■メヒア(西武
チームが開幕から打線爆発を続ける中、蚊帳の外に居続け、10年ぶりのリーグ優勝も、自身は計82試合で打率.212、9本塁打、21打点と、来日5年目で自己ワーストの成績に終わった。推定年俸5億円には到底見合わない働きだった。