就活は大学が面倒を見る時代? 「トヨタ」「パナソニック」の就職者数1位はあの大学 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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就活は大学が面倒を見る時代? 「トヨタ」「パナソニック」の就職者数1位はあの大学

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小林哲夫dot.#教育
人気企業就職者数ランキング。データは2017年の就職者数。「大学ランキング2019」から

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 売り手市場がすっかり定着した感がある。

 2018年春に卒業した大学生の就職率は98.0 % で、1997年の調査開始以来の過去最高を3年連続で更新した。前年同期比で0.4ポイント増だ。国公立大、私立大ともに98.0%で、国公立大は前年同期比で0.7ポイント増えている。

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 大学生の就職率は、過去最低を記録した2011年(91.0 %)から、7年連続で上昇したことになる。18年春に就職した卒業生は41万9300人で、前年を3200人上回っている(文部科学省、厚生労働省の合同調査から)。

 文科省は景気の回復基調が続いて、企業の採用意欲が高まったからと分析しているが、少子化による若年層減少という世代別人口のアンバランスさが、売り手市場を後押ししたといえるだろう。

 就職率が高まったのは、売り手市場だけが理由ではない。大学が就職支援において不断の努力をしていることも大きな要因だ。

■大学と社会をつなげる意識の高まり

 かつて就職支援においては、国公立大は私立大に比べかなり見劣りしていた。就職課、キャリアセンターという部署が2000年代になってようやく整備された、というところもある。国公立大の多くは伝統的に国家公務員、地方公務員、専門職に強いため、支援はそれほど必要がないと考えられていたからだ。

 しかし、国公立大は危機意識を持つようになる。こんなことでは大学と社会をつなげることはできない。学生の将来志向や、企業や役所の求める人材の多様化に対応できない。就職実績で私立大より劣ってしまい、国公立大といえども志望校に選ばれなくなってしまう――。難易度が高いからと言って安穏としてはいられなくなったのだ。

 最近ではブランド力がある国立大でも就職活動の支援をしっかり行っている。

 東北大学キャリア支援センターの「キャリア支援プログラム後期セミナー」は、私立大並みの面倒見の良さだ。

 たとえば(1)就職活動スタートアップセミナー(パネルディスカッションを通しプロの講師、先輩から学ぼう)、(2)業界仕事研究セミナー(興味のあるワードから業界・仕事・会社を発見し、未来の選択の幅を広げよう)、(3)業界研究セミナー(多くのOB・OG が入社している企業による「業界動向」や「会社・仕事の話」を6回開催予定)、(4)エントリーシート対策セミナー(効果的な文章構成、注意点などエントリーシートの意義、攻略法を徹底解明します)、(5)面接対策セミナー(面接の基礎知識、対策とともに面接への苦手意識を払拭しよう)―と手厚さが窺える(東北大ウェブサイトから)。


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