――かなり鳥さん愛が深いようですね。

「もう本当に鳥さんが大好きすぎて。めちゃくちゃかわいいんですよ。家にいるときは、2時間以上放鳥して遊びます。お仕事で離れなきゃいけないときが、一番辛くて……。鳥に会えないと、私に禁断症状が出ちゃうんです。そういうときは家族に動画を送ってもらったり、鳴き声を聞かせてもらったりして、なんとかしのいでいます。仕事用のバッグとかにたまに抜けた羽が落ちていることがあるんです。それを見つけたときは、もう愛しすぎて声にならないぐらい。泣きそうになっちゃいますね。冬のマフラーとかにもよく羽がついていて、鳥さんのおかげで暖かさが倍になってる気がします。

 たまに爪で引っかかれちゃうこともあるんですけど、もうウンチすら愛おしいっていうか(笑)。鳥って、体を軽くしてから飛ぶので、飛ぶ前に必ずと言っていいほどウンチをするんです。それが服とか頭によくつくんです。一応気づいたときは拭き取るんですけど、『あれ、こんなとこにもウンチがついてた』っていうことがよくあって。外出先で見つけたときも『ああ~っ愛おしい~っ』ってなります(笑)。鳥さんは草食なので、ほとんどにおいがないんですよ。

 あとは鳥自体のにおいがものすごく好きです。これも鳥を飼っている方なら絶対うなずいてくれると思うんですが、香ばしいお米のようなにおいがするんです。その日の体調によっても変わるみたいで、ポップコーンに似てたり、メープルシロップみたいなにおいのときもあります。においをかぐときは、手に乗せた鳥に顔をこすりつける勢いで、全身全力でにおいをかぎます。

――実際に育ててみてどうですか?

「幸せです。でも、小さい生き物なので命の尊さを肌で感じています。責任を持って命を育てなきゃって、いつも気をつけるようにしています。先代のセキセイインコは保護鳥で、体が弱くて亡くなってしまったんです。今のセキセイ“とうふちゃん”は、『豆腐プロレス』というドラマに一緒に出させていただいた子なんです。撮影が終わったらどうするんですかって聞いたら私が引き取っていいよということだったので、ヒナを選ぶところから関わらせてもらいました! 東京中のショップを回って、お気に入りのとうふちゃんに出会いました。鳥さんのヒナは赤ちゃんなので、ごはんを2~3時間おきぐらいにあげるんです。当時は、握手会の間にとうふちゃんにごはんをあげていました(笑)。握手して、挿し餌して……って(笑)」

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飼い始めてわかった「鳥さんNG」とは