ビートたけし (c)朝日新聞社
ビートたけし (c)朝日新聞社
ビートたけし(右)と森昌行社長 (c)朝日新聞社
ビートたけし(右)と森昌行社長 (c)朝日新聞社

 連日話題を集めているビートたけしの独立に端を発した「オフィス北野」の“お家騒動”。

【写真】こんなたけしと森社長はもう見られないのか?

 ここに来て、たけしが新会社「T.Nゴン」に移籍する中、「オフィス北野」残留を表明している「たけし軍団」の複数のメンバーが、たけしの独立の経緯と同事務所の森昌行社長への不信感を“声明文”としてSNS上に発表。

 これに対して、森社長が「週刊新潮」の誌面インタビューで反論するなど、泥仕合の様相を呈している。

 オフィス北野を取材すると社員が混乱する状況をこう明かした。

「うちは基本的には取材は受けないスタンス。水道橋博士さんはじめ、『軍団』がテレビで今回の問題を発言しているのは、事務所経由ではなく、テレビ局のスタッフとの繋がりで勝手に出ている状態。業界のルールを無視しているのでどうかと思います。(軍団らの独立については)わかりません」

 そんな中、今月4日には一部スポーツ紙が、「オフィス北野」で働く約30人の従業員全員が同月20日付で一旦退社し、会社の規模を縮小して再雇用を募り、再出発を模索すると報じたが、同事務所に出入りしているテレビ局のスタッフは明かす。

「『オフィス北野』は、たけしさんの独立を受けて、以前から水面下で従業員との雇用契約の見直しを行っていました。あまりに再契約の内容が悪いことから、すでに自主的に退社している従業員も多く、残っているのはわずかです。一部、たけしさんの新会社『T.Nゴン』の方に移籍した従業員もいますが、それもほんの数えるほどですね」

 「オフィス北野」といえば、今回の「軍団」メンバーによる“声明文”で社員の中にはかなりの高給を取っているスタッフもいると指摘されている。

「この業界は人の移動が激しく、業界内転職者も多い。『オフィス北野』も中途採用された社員も多く、条件がまちまちなので一概には言えませんが、新卒で入社した生え抜きの中には厚遇されている者もおり、若くして年収1000万円前後をもらっていた社員もいたそうです。芸能界も最近は不景気ですし、転職してもそれだけの高給をもらえる会社はほとんどないでしょう」(同スタッフ)

 他方、所属タレントの中には収入面で厳しい状況に置かれている者もいるようだが…。

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所属タレントの今後の動向は…