この記事を読んだファンからも多様な意見が寄せられており、「そもそも今のメジャーリーグで“二刀流”として活躍できるとは思わないね。現代の野球は完全に分業化されていて、競争はとても激しい。どちらかを選んで、そこで集中すべきだ」といったコメントや、「彼は世界のベストプレイヤーと戦っているルーキーなんだよ。偉大なプレイヤーになるには時間がかかるかもしれない。まだ3月なんだから大げさに反応したり、日本に帰れなんてやめようよ」と判断するには時期尚早だという反応もあった。

 日本でもプロ入りした際に、“二刀流”は不可能とされながら結果を残し周囲の声を黙らせた大谷。イチローもメジャー挑戦時に厳しい評価をされながらも、通算3000本安打を達成するなど伝説的な存在となり、引退後は米野球殿堂入りを確実視されている。大谷にはぜひこの様な前評判を覆し、先輩イチローのような活躍で、米国のファンをうならせて欲しい。(文・石原幸晶)