だが、投手以上に打者として苦労すると現地のメジャーリーグコラムニスト、ジェフ・パッサン氏は見ているようだ。10日、パッサン氏は『Yahoo! Sports』に大谷に関する記事を掲載。「大谷の打撃についての評決下る…あまり良くない」と辛辣なタイトルで打者としての能力を評している。

 パッサン氏によると、春季キャンプで大谷のプレーを見たスカウトの大半は、潜在的な能力を認めながらも、メジャーリーグで通用しないレベルであると評価しているとのこと。さらに、大谷はインコースの球をさばくことに欠点があり、内角攻めにあうだろうと述べ、メジャーリーグで打者として通用するようになるには、マイナーリーグで少なくとも500打席をこなす必要があるとの見解を示した。

 スカウトが厳しい評価をするように、オープン戦では14打数2安打と結果を残せていないのが現状だ。大谷に詳しい現地のスカウトの一人は、苦しんでいる原因としてメジャーと日本の投手のクオリティーの差だと分析し、他のスカウトは打撃フォームに欠点があると指摘するなど、大谷が打者として成功しないという理由はさまざま。

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