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絶不調のレアル…原因はジダン監督の“聖人君子ぶり”

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山本孔一dot.

レアル・マドリードのジダン監督(写真・Getty images)

レアル・マドリードのジダン監督(写真・Getty images)

 レガネスに敗れ国王杯準決勝敗退、リーガでは数字的な可能性は残されているものの首位バルセロナと勝ち点差19(1試合少ない)と事実上の終戦、残されたタイトルの可能性があるのはベスト16でパリ・サンジェルマンと対戦するCLだけとチームの危機が言われているレアル・マドリード。

 大会史上初のCL2連覇、33度目のリーガを達成し、スペインスーパーカップでもバルセロナを圧倒とレアル・マドリードの黄金時代が続くと半年前では多くの人が考えていた。だが、今ではクラブ史上の中でもワーストなシーズンを過ごしていると批判されている。

 チーム不調の明確な原因はない。すべての事が少しずつ歯車を狂わせている。成功を掴んだことからのハングリー精神の欠如、コンディションの整わないフィジカル、続出したけが人、ちぐはぐなチーム戦術、得点力不足、不安定な守備、ローテーション失敗、研究されたチーム、監督の手腕……。

 その中でも深刻なのは自慢の攻撃力が全く火を吹かないことだろう。昨シーズンまではノベンタ・イ・ラモス(93分のラモスのゴール)をはじめとして、たとえプレー内容が悪くても劇的なゴールを決めたり、モラタ(チェルシー)、ハメス・ロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン)といったベンチスタートの選手が1面を飾る働きを見せ、常勝軍団レアル・マドリードをアピールしていたし、頼りになるエース、クリスティアーノ・ロナウドを中心とした3トップBBC(ベイル、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド)が得点を量産していた。

 だが、今シーズンのチームは不正確かつ遅い単純なサイドからの放り込みのサッカーが目立ち、自陣ゴール前で守備を固めるライバルの壁を破ることができず、両サイドバックが上がったことで生まれたスペースをつかれてカウンターから失点を繰り返している。

 今シーズンのレアル・マドリードの不振を象徴するのが、28本のシュートを放ちながら得点を奪うことができずにカウンターから失点し0対1と敗れたサンティアゴ・ベルナベウでのビジャレアル戦だ。



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