謹賀新年、新たな1年の始まりに合わせて、各球団の2018年を大予想!今季のパ・リーグ王者となる球団はどこだ!?

【1位】ソフトバンク
選手層の厚さを存分に生かしながら安定感抜群の戦いぶりで、リーグ史上最速Vから日本一に輝いたソフトバンク。計17人(外国人3人)の1億円プレイヤー(推定)を抱える巨大戦力で、今季も投打ともに戦力的な隙はまったく見られない。そればかりか、投手陣では石川柊太、松本裕樹、野手陣では上林誠知らの若手も台頭し、甲斐拓也が正捕手として大きく成長。チームの完成度はますます高くなっている。考えれば考えるほど死角が見当たらない。どんな穴党、ひねくれ者であっても、ソフトバンクを絶対的優勝候補からは外すことができない。

【2位】オリックス
昨季も不安定な戦いぶりで3年連続のBクラスに沈んだオリックスだが、選手個々の能力は高く、オフのドラフトで田嶋大樹、鈴木康平の左右の即戦力の獲得に成功したことで一気に期待が膨らんでいる。復調したエース・金子千尋に山岡泰輔、ディクソン、西勇輝、松葉貴大と先発陣の顔触れは揃い、平野佳寿がメジャー挑戦も代わりに増井浩俊が加入した。類まれな長打力を持ちながら2年連続で怪我に泣いた吉田正尚が、マレーロ、ロメロ、T-岡田とともにシーズンフル稼働し、チームとしての一体感を維持することができれば、打倒ソフトバンクの一番手になる力がある。

【3位】西武
昨季後半戦に快進撃を見せて4年ぶりのAクラスとなる2位に躍進した西武。その勢いを今季に繋げたいところだが、課題の投手陣から野上亮磨、牧田和久と確実に計算できた2人が抜けたことは大きなマイナス。その穴埋めとして、カスティーヨ、ワグナーの新助っ人、人的補償で高木勇人、ドラフトでは齋藤大将らを加えたが、いずれも未知数な部分を残す。多和田真三郎の他、高橋光成、本田圭佑、佐野泰雄らの若手陣が奮起しなければ安定した戦いは望めない。それでも秋山翔吾、源田壮亮から新4番の山川穂高へと繋がる打線は非常に強力。エースの菊池雄星にアクシデントがない限り、上位争いには食い込めるはずだ。

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Bクラスの順位は…