「出演作品はさほど注目されず、しばらく陰に隠れていましたが、派手な作品や大手配給にかかわらずじっくりとした演技ができる作品に相次いで出演した。今年の1年を見ていても映画などで鋭い演技が光るようになってきた。いい作品に一発ハマるかどうかという状態で、来年は主演作品も含めて出演3作品が公開予定で、楽しみですね」(映画関係者)

 一方で、いま若手俳優の中で絶対的な存在となっているのが山田孝之(34)だ。

「実は今年、ドラマ業界関係者の中で一番話題に上がっていたのが、山田主演のドラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』(テレビ東京系)でした。実は裏に映画業界に対する批評が緻密に盛り込まれた作品で、あれを地上波でやりきれるのは山田孝之以外にいない。また、業界的に出演がタブーとされていた元SMAPメンバー出演の『72時間ホンネテレビ』(AbemaTV)にも難なく出ていました」(前出の民放スタッフ)

 イケメン枠を超えた山田孝之の今後も楽しみだが、今年ブレイクした俳優たちの来年の活動も要チェック。芸能界のイケメン俳優地図はどう塗り替わるだろうか。(ライター・黒崎さとし)