日本にいながら米国の医療を体験 日本人の研修医も勤務できる「海軍病院」の実態 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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日本にいながら米国の医療を体験 日本人の研修医も勤務できる「海軍病院」の実態

海軍大佐でもあるガルシア医師

海軍大佐でもあるガルシア医師

■海外の医学部を出た場合、卒業後のステップは?

 学びの段階から「海外の医学部」を選択する日本人もいる。医師国家試験予備校テコムの米岡理医科事業本部長によると、

「以前は、難しくなりすぎた日本の医学部入試に合格しない生徒が海外大に進学するケースが多かったが、数年前から、日本の医学部に合格する学力があっても海外の医学部で学びたい、と考える生徒が増えてきたように思います」

 海外の医学部を選ぶときには、将来どの国で働きたいか、どんな医学を学びたいかなどを考えたい。

「漢方も学びたいなら中国、ある言語が得意ならその国といった選択もいいでしょう。海外大を卒業したら、10月初旬に厚生労働省が実施する『日本語診療能力調査』を受けます。これに合格したら、翌年の2月に実施する医師国家試験を受験できます」

 ヨーロッパや韓国の大学の医学部はほぼ大丈夫だが、卒業しても「日本語診療能力調査」を受けられず、予備試験の受験が必要な大学もあるから、注意が必要だ。

「予備試験は1部(筆記)と2部(筆記と実地)があり、かなり難しいため、予備試験受験生の個別指導も行っています。海外の医学部で学ぶ日本人学生向けのネット講義も、5、6年前から始めました」

 ハンガリーの国立大学医学部の1期生が日本の医師国家試験に合格したこともあり、海外医学部も注目され始めている。

(文/庄村敦子)

※週刊朝日ムック『医学部に入る 2018』から抜粋


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