小栗旬 (c)朝日新聞社
小栗旬 (c)朝日新聞社

 ひとり芸の日本一を決める「R-1ぐらんぷり2018」(フジテレビ系)の記者会見が11月17日に東京都内で行われ、お笑い芸人・おばたのお兄さん(29)が出席した。2017年は、俳優・小栗旬(34)のモノマネで知名度が一気に上昇したおばただが、この日の会見では小栗本人から「お前、これだけで大丈夫か?」と心配されていることを告白。今回のR-1では、小栗のモノマネではないネタでの挑戦を表明して「これもあるんです! ってものを出していきたい」と意気込んだ。

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 小栗とおばたの関係だが、3月に放送されたバラエティー番組のドッキリ企画で初対面。そこでおばたが小栗のモノマネを披露し、本人から公認をもらったという経緯があるのだ。一方、小栗と言えば今や日本を代表する役者。自分のモノマネを持ちネタにしているゆえ、おばたに親近感があったとしても、そんな人気俳優が若手芸人の将来まで心配しているとは意外な話だが……。

「クールなイメージもある小栗ですが、意外と性格は優しいんです。例えば6月、おばたとフジテレビの山崎夕貴アナ(30)が交際宣言をするやいなや、おばたの浮気が発覚したことがありましたよね。その際も、おばたのもとに小栗本人から『大丈夫か』と心配するメールが送られてきたとか。しかも、それに対しておばたが『ご迷惑をおかけしてすみません』と謝罪のメールを送ると、『いつか、笑いに変えるしかねぇな』と励ましのメールまで届いたそうです」(週刊誌の芸能担当記者)

 おばたのお兄さんによる浮気騒動。山崎アナとの交際が報道されてから1カ月も経たないうちに浮気が発覚したこともあり、世間から大バッシングを浴びた。そんな中、おばたをフォローする姿勢には小栗の深い思いやりが感じられる。加えて、「大御所に対しても気遣いができる」と民放バラエティー制作スタッフが言う。

「落語家の笑福亭鶴瓶(65)に対しての話。以前、バラエティー番組で『鶴瓶が電話すれば大物芸能人が駆けつける』という検証企画があった。そこで、鶴瓶が大阪の店から数々の芸能人に電話をかけたところ、ほとんどが東京にいたため誰も来なかった。そんななか、小栗に電話をかけると、たまたま大阪に向かっていることが判明したのですが、映画の撮影のため断られたんです。しかし、なんとその後、小栗はマネージャーから店の場所を聞き出して、鶴瓶のもとに駆け付けたんです」

 若手芸人から先輩まで様々な世代に心を配ることのできる小栗は、やはり性根が優しいのだろう。では、同業の俳優に対してはどうだろうか。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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