高橋一生さんが「得してるなあ、僕は」と思うこととは?

朝日新聞出版の本

2017/06/16 07:00

 長期にわたる大河ドラマの撮影に加えて今年は複数のドラマや映画、CMにも出演。睡眠時間がなかなかとれないというハードな日もあるそうだが、健康維持の秘訣について聞いてみた。

「役者は『風邪で休める仕事じゃない』と言われてきたので、とにかく体調管理には気をつけています。僕は一日一食の生活を長く続けていますが、体の軽さが違うんです。自分には合っているみたいで、病気もあまりしなくなりました」

 多忙な日々のリフレッシュ法のひとつとして座禅をあげるなど、36歳という年齢らしからぬ成熟した男性の魅力を漂わせる高橋さん。日々の暮らしの中にもおのずと、そのこだわりが反映されているのだという。

「自分の好きなものを厳選してすごく少なめに身の回りに置く、ということにこだわっています。好きなものでもたくさん置いていると、それに対する気持ちが散漫になってしまうから。やはり基本的に質素であることをベースにするというのが、人間の姿勢として大事だと思います。それが一日一食のサイクルですとか、生活習慣にも自然につながっているのかもしれません」

 ドラマ、映画、舞台とバラエティーに富んだ作品で、地道にキャリアを重ねてきた。役者としての存在感が増す一方で、プライベートのライフプランはあまり具体的に考えていないのだという。

「なぜかはわからないですが昔から自分は35歳で死ぬと思っていたので(笑)、その年齢以上の人生のビジョンが何もなかったんです。“何歳までにこれをやらないと”といった、年齢に対するこだわりが、どんどんなくなってきている気がします。思わず自分の食指が動くような、本当に好きで欲しいもの、やりたいことをしっかり選ぶというのがこれまでの人生において大事にしていることです」

 年齢に縛られず生きる“ゆとりら世代”の読者へ、こんなメッセージを贈ってくれた。

「日本では“この年齢だからこうあらねば”という風潮が強い気がするのですが、僕はそんなことはないと思います。そういう縛りみたいなものから自由になれば楽しいし、自由になることでもっと人が美しくなって、若くなっていくと思います。若さの定義は、年齢じゃないですから。そういう気持ちをずっと持ち続けている人に、僕は魅力を感じます」

(文/古知屋ジュン)

Reライフマガジン ゆとりら夏号 2017年6/25号(週刊朝日増刊)

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