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勝率7割…楽天がここまで強くなった「3つの理由」

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楽天を率いて2年目となる梨田昌孝監督(c)朝日新聞社

楽天を率いて2年目となる梨田昌孝監督(c)朝日新聞社

 今季、楽天が強い、強すぎる。
 
 2004年10月に球団が誕生した。初年度の05年は最終成績38勝97敗1分け(勝率.281)で首位に51.5ゲーム差の圧倒的最下位に沈んだが、野村克也監督2年目の07年に4位になると、09年には2位に躍進。そして星野仙一体制3年目の13年に、エース・田中将大が24勝0敗1セーブという神がかった活躍によって初優勝を成し遂げた。その後、2年連続最下位と低迷したが、梨田昌孝監督2年目の今季は、確かな“チーム力”を見せながら首位を突っ走っている。

 なぜ強くなったのか――。

 第一に近年のドラフトの成功が挙げられる。10年に1位・塩見貴洋、2位・美馬学を指名し、11年には2位で釜田佳直を指名した後、下位で岡島豪郎、島内宏明を獲得。そして12年に2位で則本昂大、翌13年には5競合の末に松井裕樹を引き当て、それぞれエースと守護神へと成長させた。さらに15年には茂木栄五郎を3位で指名。昨秋の1位・藤平尚真、4位・菅原秀、5位・森原康平、9位・高梨雄平の指名に代表されるように、上位でその年の人気銘柄を手にした。その一方で、下位で掘り出し物の実力者を獲得し、着実にチーム力をアップさせてきた。

 この生え抜き組に加えて、要所で“外部の血”を注入したことでチームは活性化した。10年オフに松井稼頭央を獲得した後、12年のシーズン途中にトレードで藤田一也、オフには福山博之、さらに15年オフには今江年晶を獲得。そして昨オフには岸孝之を筆頭に、細川亨、小山雄輝、久保裕也をチームに加えた。もちろん補強のすべてが成功した訳ではないが、ドラフト、FA、入団テストなどすべての手法を駆使しながら、臆することなく積極的に戦力補強を敢行。その結果、現在は若手、ベテラン、生え抜き、移籍組とバランスの良いチーム編成となっている。

 外国人選手の成功も欠かせない。近年の日本球界において、優勝するためには外国人選手の活躍が不可欠であり、昨季の優勝チームを見ても、日本ハムではレアード、メンドーサ、バース、マーティン、広島ではエルドレッド、ジョンソン、ジャクソン、ヘーゲンズが活躍した。1人だけでなく2人、そして3人、4人と助っ人陣が好成績を残すほどチームの順位は確実にアップする。今季の楽天に置き換えると、ペゲーロとハーマンは大当たり。あとはアマダーとウィーラーがどこまで“優良助っ人”に値する成績を残せるかどうかが今後の大きなカギになるだろう。


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