■3位 酒井高徳(ハンブルガーSV)


5試合出場(先発5)0ゴール・0アシスト

 右サイドバックのレギュラーとして開幕からフル出場が続く。チームのエンジンがかからないなか(5節終了後に指揮官のブルーノ・ラッバディアが解任)で、酒井自身はまずまずの働きを披露。自身の出来がチーム状態に左右されにくくなった点に、進化の跡がうかがえる。しっかりと守備のタスクをこなす一方で、機を見たオーバーラップや丁寧なビルドアップといった攻撃の貢献度も決して低くない。

 シュツットガルト時代からの恩師は去ったが、今後もレギュラーの座は揺らがないはずだ。

■4位 武藤嘉紀(マインツ)
3試合出場(先発0)2ゴール・0アシスト

 ドルトムントとの開幕戦で一矢報いるゴールを決め、3節のアウクスブルク戦では左足でダメ押しゴールを記録した。いずれも途中出場から目に見える結果を残したが、1トップの定位置を争うジョン・コルドバの調子が良い事情もあり、レギュラーに返り咲けてはいない。

 ここまで唯一の先発はヨーロッパリーグのサンテティエンヌ戦のみ。今後も出番が多くなりそうなこのコンペティションでの活躍が再浮上の鍵となる。

■5位 長谷部誠(フランクフルト)
3試合出場(先発3)0ゴール・0アシスト

 フル出場した開幕からの3試合は中盤の底でバランスを取りながら、攻守に堅実な働きを見せる持ち味を発揮。4節インゴルシュタット戦でスタメンから外れたのは中2日で迎えた過密日程によるものとみられたが、続く5節ヘルタ・ベルリン戦でもベンチを温め、14年夏のフランクフルト入団以降では初めて2試合連続でピッチに立てなかった。

 今後も継続的に出番は訪れるのか、ベンチ要員に格下げとなってしまうのか。現地10月1日に控える6節フライブルク戦での起用法に注目が集まる。

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