女子シングルス、ベスト4進出を決めた福原愛(c)朝日新聞社
女子シングルス、ベスト4進出を決めた福原愛(c)朝日新聞社

 またも日本のメダルラッシュに沸いたリオデジャネイロ五輪は大会6日目。日本時間の今夜から明日の昼にかけて、引き続き注目の競技が目白押しだ。

 今夜、最大の注目を集めそうなのが卓球だ。初戦(3回戦)から切れ味鋭いプレーを連発し、神がかり的な強さを発揮している福原愛は、前日の準々決勝でロンドン五輪銅メダリストをストレートで撃破。今大会3試合を戦って1ゲームも落としていないパーフェクトな戦いぶりで、自身初の五輪ベスト4進出を果たした。

 日本卓球界、史上初となるシングルスのメダルまであと1勝。対戦相手の李暁霞(中国)はロンドン五輪の金メダリストで高い壁だが、今の調子なら「打倒中国」もありそうだ。男子もエースの水谷隼が準決勝に進出した。こちらは日本時間11日の夜、世界ランキング1位の馬龍(中国)と対戦する。

 団体戦で五輪3大会ぶりの金メダルを獲得した体操男子は個人総合予選がスタートする。エース・内村航平が団体・個人の“ダブル優勝”を狙う。

 競泳では、前日に坂井聖人が銀メダルに輝いたバタフライ200m決勝で、今度は女子の星奈津美にメダルの期待がかかる。星はロンドン五輪の銅メダリストとあって、背負う重圧も期待も大きい。

 男子200m平泳ぎも決勝を迎える。前日に行われた準決勝では、活躍が見込まれていた小関也朱篤に加えて、19歳の渡辺一平が五輪記録(2分07秒22)で驚きの全体1位通過。二人そろって決勝へ駒を進めた。男子平泳ぎといえば、4大会連続五輪出場で計7個のメダルを持つ北島康介の偉業が光る。二人は北島から渡されたバトンをしっかり受け継ぐという使命に燃える。

次のページ