「こんな患者さんに困っています!」現場で奮闘する歯科医師と歯科衛生士の覆面座談会 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「こんな患者さんに困っています!」現場で奮闘する歯科医師と歯科衛生士の覆面座談会

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クマさん:歯科医師。スポーツ選手や遠方の患者も多数/いぬさん:歯科医師。「自身の歯を大事にする治療」が信条/うさぎさん:仕事に全力投球!の歯科衛生士。ラブラブの新婚さん(イラスト/サタケシュンスケ)

クマさん:歯科医師。スポーツ選手や遠方の患者も多数/いぬさん:歯科医師。「自身の歯を大事にする治療」が信条/うさぎさん:仕事に全力投球!の歯科衛生士。ラブラブの新婚さん(イラスト/サタケシュンスケ)

クマさん:歯科医師の立場からいうと、本当に歯を大事にしたいなら、喫煙は今すぐやめるべき。歯周病にとって最も危険な因子は喫煙ですから。でも一方で、スモーカーの歯科医師もいます。そういう歯科医師は院内に「喫煙コーナー」を設けたりして、喫煙者の患者さんが集まってきます。それはそれでニーズをとらえているのでしょうが。

いぬさん:「どうしてもたばこはやめられない」って人はいますよね。若い人には「やめたほうがいい」って言いますけど、年配の人で、自分の歯よりもたばこを選ぶ、と思っている人にはそれ以上は言わないようにしています。価値観は人それぞれですし。

クマさん:あと、これは困るということではないのですが、「自分の話を聞いてほしい」と思っている患者さんは意外に多いですね。不安に思っていることを聞くのも仕事のうちだと思っているので、私は時間を確保して聞くようにしています。

うさぎさん:歯のケアをする時、患者さんの顔にタオルをかけるのですが、「かけないでください」って言われたことがあるんです。「歯科衛生士さんが自分のために一生懸命やってくれているところを見ると癒やされる」って言われて……。患者さんと目が合わないようにしながら歯石を取るのに必死でした。

いぬさん:いろんな患者さんがいるものですね(苦笑)。

クマさん:でも、やっぱり治療が終わって「ありがとう」と感謝されるとうれしいですし、その後もセルフケアでいい状態を保っている患者さんを見ると、よろこびが倍増しますよね。

いぬさん:患者さんが一生自分の歯で過ごせるように私たちは最善を尽くしていますけど、患者さんにも「自分の歯を大切にしたい」という気持ちがあると、さらに頑張ろう!って思えますね。

うさぎさん:患者、歯科医師、歯科衛生士の心が一つになれるよう、お互い尊重しあっていい関係が維持できるといいですね。

(取材・構成/吉川明子)

※週刊朝日MOOK『いい歯医者2016』より


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