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「とと姉ちゃん」…カリスマ編集長を演じる唐沢寿明は“スカート”をはくのか?

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唐沢寿明と高畑充希(c)朝日新聞社

唐沢寿明と高畑充希(c)朝日新聞社

 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が好調だ。第11週までの平均視聴率は22.8%(ビデオリサーチ調べから算出、関東地区)。11週連続で20%の大台をクリアしている。放送期間平均視聴率で今世紀最高を記録した前作『あさが来た』の23.5%に迫る勢いである。

 物語は中盤を迎え、今後は高畑充希が演じる小橋常子が、カリスマ編集長の花山伊佐次とともに生活雑誌『あなたの暮し』を創刊、奮闘していく。「当たり前の生活を大切に」という亡き父の思いを、雑誌を通じて発信していくという内容だ。2人は、雑誌『暮しの手帖』を発刊した大橋鎭子と花森安治(いずれも故人)がモチーフである。

 きょう6月21日の放送回で、常子が花山と運命の出会いを果たす。花山を演じる唐沢寿明は今年2月の会見で、モデルとなる花森が、ユニークな人物だったことを紹介している。

「役のモチーフとなった方が変わった方で、本当にぼくでよかったのかどうなのか分からないまま登壇してしまいました。ですが、精いっぱい主人公を支えて、すばらしい作品になるように頑張りたいと思います」

 果たして花森とはどんな人物だったのか? 数々の著書や評伝などから、伝説の編集者の生涯を追ってみた。

 1911年10月25日、神戸市内で6人きょうだいの長男として、貿易商の父と、教員の母との間に生まれた。尋常小学校時代の同級生には作家の田宮虎彦がおり、旧制中学時代の1級上には映画評論家の淀川長治がいた。旧制高校の受験に失敗し、1年浪人している間に平塚らいてうの著書『円窓より』を読んで女性解放論に共鳴する。

 旧制松江高校から東京帝大文学部美学美術史学科へ入学。学生が編集作業を担っていた『帝国大学新聞』の編集部に入り、新聞のレイアウトに非凡なセンスを発揮した。大学在学中に結婚、洋画家の佐野繁次郎が広告を担当するパピリオ化粧品で広告やPR誌の仕事を手伝った。

 大学卒業後は日中戦争で招集を受けて満州へ行くも、結核となり帰国。太平洋戦争中は大政翼賛会実践局宣伝部に勤め、国策宣伝の仕事に携わった。戦後、旧制高校時代の同級生・田所太郎が編集長を務める『日本読書新聞』でカットを描いていたところ、大橋と出会い『暮しの手帖』発刊に至る。


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