シンガポールの空港で職員と一緒に眠る訳 <下川裕治のどこへと訊かれて> (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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シンガポールの空港で職員と一緒に眠る訳 <下川裕治のどこへと訊かれて>

連載「どこへと訊かれて」

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長い椅子で寝る乗客もいるが、寝心地はここのほうがいい

長い椅子で寝る乗客もいるが、寝心地はここのほうがいい

 さまざまな思いを抱く人々が行き交う空港や駅。バックパッカーの神様とも呼ばれる、旅行作家・下川裕治氏が、世界の空港や駅を通して見た国と人と時代。下川版、「世界の空港・駅から」。第5回はシンガポールのチャンギ空港から。

*  *  *
 僕の睡眠場所である。

 シンガポールのチャンギ空港の第3ターミナル。ビジネスクラスの人が使うラウンジの脇の通路を進むと、このスペースがある。

 ここがみつかってから、ずいぶん楽になった。やはりシンガポールのチャンギ空港は優しい空港だと思う。

 チャンギ空港の利用者数は多い。年間5500万人ほど。東京の成田空港より約2000万人も多い。乗り入れ便も多いから、乗り換え客もかなりの数になる。

 チャンギ空港は24時間空港でもある。日本からの便が深夜に到着すると、翌日の早朝便に乗り換えるパターンが多くなる。以前は飛行機を降りた人々の流れに沿ってイミグレーションの外に出ていた。ターミナル内だが、イミグレーションの先は普通の空港である。ベンチに体を横たえて仮眠をとるしかないのだ。

 なにかいい寝場所はないだろうか。空港内はどうだろう。


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