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レンタルペットで議論過熱…「猫&犬ブーム」に落とす“暗い影”

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動物に罪はない(イメージ)

動物に罪はない(イメージ)

 「レンタルペット」の是非について賛否両論が巻き起こっている。6月2日、産経ニュースが「手軽にレンタル犬 飼えなくても触れ合いたい」と題した記事を配信したことがきっかけだ。

 記事では、犬のトリマーを養成するトリミングスクールが実施しているレンタル犬のサービスを紹介。生後3カ月の子犬から7、8歳の成犬まで約40匹を貸し出し、料金は1時間540円、1日で2160円。2日分の料金を支払えば家に連れ帰って宿泊させることも可能だという。

 近年、犬のレンタルサービスが増加しており、短期間だけでなく1万5000〜2万円で1カ月の長期レンタルをしている店もある。これが住宅事情やコスト的な問題、飼っても多忙で世話できないなどの理由で「飼いたいけど飼えない」という犬好きからの需要にマッチ。「無理のない範囲で犬と触れ合える」「子供の情操教育に良い」と好評を博している。

 だが、これにネット上では「犬をモノ扱いしている」「犬に余計なストレスが掛かる」などと非難が殺到。リピーターも多いという人気サービスのはずだが、ネット上の犬好きからは理解が得られないようだ。

 最近は動物プロダクションや猫カフェによる猫のレンタルサービスも生まれているが、猫は犬よりデリケートな生き物であるだけにネット上の反発が余計に強い。数年前にブリーダーが猫のレンタルを告知し、SNSで猛批判を浴びせられて“大炎上”したこともあった。

「犬も猫も、性格的にレンタルに向く・向かないの個体差が大きく、その見極めが非常に重要です。今のところは動物の扱いにたけた専門業者が実施しているので、しっかり管理しているはずですが、今後ペットレンタル市場が大きくなって利益優先の業者が参入してくれば虐待まがいの事態が起こりかねません」(ペット専門誌編集者)

 また、これを機に近年の猫ブームで大増殖した猫カフェの是非にも議論が起きている。猫カフェは90年代後半に台湾で誕生したのが発祥とされ、2000年代に日本に持ち込まれて一大ブームに。近年は日本の影響を受けて欧米など海外でも猫カフェが続々とオープンしている。だが、そこには決定的な違いがあるという。

「欧米では基本的に猫カフェにいるのは保護猫。運営者の多くは動物愛護活動家であり、里親探しがカフェの目的になっています。日本でもそのようなカフェはあるのですが、大半は猫をアイドルさながらの客寄せに使っており、ある意味では“キャバクラ”のような状況になっています」(同)


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