そのライプツィヒが2部で2位となり自動昇格をかなえたとあって、市場には「RBの補強資金は1億ユーロ」とのうわさが飛び交った。しかしレッドブルのオーナー、ディートリッヒ・マテシッツは「とんでもない。根も葉もないうわさだ」と否定。以前から「補強は24歳未満に限る」という方針を掲げているラングニックも、『Sport1』に対し「うちはブンデス1部の最年少チームとして戦う」と、方針に変更がないことを示している──今のところは。

 ブンデス1部に所属するクラブの予算は2部勢に比べればケタ違いである。そういう意味で、ライプツィヒはもう余計な嫉妬を買わずに済みそうだ。嫌われ者としての側面ばかりを強調してきたが、プレーするのは金ではなく生身の選手。U-23の選手たちがトップ4争いに絡めば痛快だ。旧東ドイツ地域から1部に臨む唯一のチームとして、思う存分引っかき回してほしい。