阿部サダヲ(c)朝日新聞社
阿部サダヲ(c)朝日新聞社

 5月14日、俳優の阿部サダヲ(46)が都内で行われた主演映画『殿、利息でござる!』の初日舞台あいさつに登場し、役作りとしてプチ断食をしていたことを告白した。

 阿部は「断食をしている設定があったので、僕もプチ断食をしてみようかと。最初は酵素水を飲み始めて、途中から水に変えてと3日だけやりました」と打ち明けるも、「こういう場でそんなこと言わなくていいんですよ、役者なんて」と照れながら話していた。

 役になり切るため、その役の設定に合わせて日常生活を送ることも役者の仕事の一つだろう。3日間も断食をした阿部の役作りは、何より身体が壊れないのか心配になってくるが、「見た目がガラっと変わってしまうほどの過酷な役作りをする役者は多いですよ」と芸能関係者は話す。

「まず、役作りにおいて体重の増減は当たり前。香川照之(50)はNHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』で正岡子規の最期を演じるため、5カ月で17キロも減量しました。共演した菅野美穂(38)によれば、背中をさすると骨が浮いていることが分かり、胸がつまったそうです。そんな香川の減量法は『食べないこと』で、しかも、空腹を紛らわすため走っていたとか。鈴木亮平(33)も半年で20キロ減量してドラマを撮影して、映画で身長2メートル、体重120キロ(推定)の大男役をするため30キロの増量。西島秀俊(45)なんて、13キロ増やしてから映画の撮影に臨んだものの撮影順序が変わったという理由で、1カ月で15キロも落としました」

 体重を10キロ以上も増減させ、その役に合った姿に変貌する彼ら。ところで、体重のコントロール以外でも過酷な役作りをしていた役者はいるのだろうか?

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