「UPQ BIKE me01」と中澤優子社長
「UPQ BIKE me01」と中澤優子社長

家電ベンチャーの株式会社UPQ(アップ・キュー)は5月21日、折りたたみ式の電動バイク「UPQ BIKE me01」を7月ごろに発売すると発表した。1回の充電で35kmまで走行でき、最高時速は30km。バイクショップなどでの販売を予定しており、価格は12万7000円(税抜、以下同)となる。

【写真特集 UPQ BIKE me01の詳細など】

 UPQは、カシオ計算機出身の中澤優子社長が立ち上げた家電ベンチャー。すでに30種類以上の製品群を発表しており、これまではスマートフォンやテレビ、アクションカム、ヘッドホンなど家電やデジタルガジェットがほとんどだった。

 今回、新たに投入するのは電動バイク。「電気を使う」という共通点があって、中澤社長にとっては「家電」の一つとして位置づけられると話す。「家電ベンチャーだからといった作るカテゴリを決めてしまうのは、物作りの可能性を狭めてしまう」と中澤社長。

 UPQが最初の製品を発表した頃から温めていたというこのUPQ BIKE。具体的な製品開発は昨年10月から始められたという。UPQでは「まずエントリーモデルのシンプルなものからスタートして技術・知見を蓄積して伸ばしていく」(中澤社長)ことがポリシーで、今回のme01は第1弾のシンプルなエントリー製品という位置づけだ。

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