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魔夜峰央さんが語る『翔んで埼玉』未完の本当の理由

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魔夜峰央さん1953年、新潟県出身。横浜在住。1973年「デラックスマーガレット」(集英社)でデビュー。1978年、「花とゆめ」(白泉社)にて代表作『パタリロ!』の連載を開始。『パタリロ西遊記!』などのスピンオフ作品を生む大ヒット作となる。1982年、フジテレビ系列で『パタリロ!』がアニメーション化。現在も『パタリロ!』を連載中。また、「まんがライフ」(竹書房)では年に1回、『眠らないイヴ』を掲載している

魔夜峰央さん
1953年、新潟県出身。横浜在住。1973年「デラックスマーガレット」(集英社)でデビュー。1978年、「花とゆめ」(白泉社)にて代表作『パタリロ!』の連載を開始。『パタリロ西遊記!』などのスピンオフ作品を生む大ヒット作となる。1982年、フジテレビ系列で『パタリロ!』がアニメーション化。現在も『パタリロ!』を連載中。また、「まんがライフ」(竹書房)では年に1回、『眠らないイヴ』を掲載している

東京で日常的に行われる“埼玉狩り”のシーン(『翔んで埼玉』より)

東京で日常的に行われる“埼玉狩り”のシーン(『翔んで埼玉』より)

このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉

魔夜峰央著
定価:756円(税込)

978-4800249395

amazonamazon.co.jp

 嫌です! 丁重にお断りします!(笑)。それに自分が描いた自覚がないので、誰だこんなものを描いたのは。こんな漫画が許されていいのか、と思っています。

――でも実際は、埼玉県民に大喜びされました。売り上げの3割を埼玉県が占めているということです。

 それが不思議でねえ。埼玉県の人たちには全く怒られなかったですね。他の県だったら、絶対にものすごい反感が来ると思います。埼玉の人たちってものすごくおうようで、自分たちを笑い飛ばすような度量の広さがあるように感じます。

――実は作品内では、埼玉県よりも田舎として「気の弱い女性は地名を聞いただけで卒倒してしまう」と茨城県をディスっていますよね。

 茨城は妻の実家ということもあって、身内感覚で適当に描いてもいいだろうと思っていたんでしょうね。しかしとんでもない。茨城はこんなひどいところではないとクレームをいただきました(笑)。でも、それが普通の反応だと思うんですよ。

――ご出身の新潟県はおちょくっていませんが、どんな県民性を感じていますか?

 新潟はとにかく一年中曇っているんですよ。雲一つない青空というのは、所沢に引っ越して生まれて初めて見たような気がします。新潟は大きくてすてきな都市ですが、一年中暗い感じなので、やはり県民性も若干重いんじゃないかなと思いますね。だから下手に新潟をおちょくったりしたら、どわぁ~ん、じゅわぁ~ん、とね……。決してガーガー文句は言わないでしょうけれど、黙って五寸くぎでわら人形を打ってくるんじゃないかと思います(笑)

――やはりおちょくりやすいのは、埼玉県や千葉県になるのでしょうか。

 千葉も危ないなあ。『パタリロ!』の中でちょっとおちょくってはいますけど、あれが限度でしょうね。千葉の人は埼玉よりも上だと思っていますよね。どっちもどっちだと……いや、どっちも魅力があると思うんですけどね(笑)


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