「リア充オタク」に「エセオタク」! 原田曜平が分析する“オタク”の現在 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「リア充オタク」に「エセオタク」! 原田曜平が分析する“オタク”の現在

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エセオタとは? (c)すみれ

エセオタとは? (c)すみれ

『新・オタク経済 3兆円市場の地殻大変動』(朝日新書)原田曜平著定価:842円(税込み)Amazonで購入する

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原田曜平著
定価:842円(税込み)
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 今年6月、人気アニメの劇場版『ラブライブ!The School Idol Movie』とカンヌ国際映画祭に出品された大作『海街diary』が同日公開された。興行収入・動員数共に1位に輝いたのは『ラブライブ!The School Idol Movie』。同作は公開2日間だけで興行収入4億円を突破、その人気を衰えることなく、8月末時点で約25億を越えた。オタク市場は今尚、拡大し続けている。

 一方、オタク一人当たりの消費額はこの10年で大幅に減少に転じているという興味深いデータも。2004年、野村総合研究所がアニメ分野における一人当たりの年間消費額を約10万円と算出。一方、2013年の矢野経済研究所の調査では、同じく一人当たりのアニメに関する年間消費額は約2万5000円まで下落している。調査機関が異なっているので、単純比較は難しいが、一人当たりのオタクコンテンツへの支出額は実に約4分の1まで減少しているという。

 市場は拡大しつつも、一人当たりの消費額は減少傾向――この逆転現象について「現代オタクはライト化し、その人口が増えていることが理由」と指摘するのは、博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの原田曜平氏だ。

 原田氏は、近著『新・オタク経済』の中でこう語る。

「ちょっと乱暴に言い切ってしまうなら、昔のオタクは『作品を愛していたからオタクになった』のに対し、今のライトなオタクは『オタク知識がコミュニケーションのネタ』になるから、オタクになった。昔と今ではその動機からして違うのです」

 かつて「オタク」の印象といえば、一般的に「服装や髪形がダサい」「異性との交際経験がない」などのマイナスイメージが先行してきた。だが、原田氏によれば、現代のオタクには、まったく外見では判断できないばかりか、社交的な「リア充オタク」が存在するという。また、最近では本物のオタクを偽装した「エセオタク」なる存在まで確認されているとか。


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