手元に月3万円…「下流中年」が苦しむ“若貧介護地獄” (2/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

手元に月3万円…「下流中年」が苦しむ“若貧介護地獄”

このエントリーをはてなブックマークに追加
dot.#下流老人
親の介護に苦しむ中年の貧困層が増えている(※イメージ写真)

親の介護に苦しむ中年の貧困層が増えている(※イメージ写真)

 結局、就職せずに近所のガソリンスタンドでアルバイトをしながら、お笑い芸人を目指す日々が5年続いた。当時はまだ父親も会社勤務、母親もパート勤務だったので生活の不安はなかった。

「生活の不安がない。だけど、いつ自分はお笑い芸人になれるのか。まったく先は見えない。もうお笑いを辞めて就職しろと両親が口を酸っぱくして言ってたのは、まだ父も働けたからでしょうね」

 シゲノブさんの父は65歳になってから年金生活に入った。一家の生活がシゲノブさんの肩にのしかかった。お笑い芸人の夢は諦めていない。でも、生活があるガソリンスタンドのアルバイトは時給850円、1日8時間働いても6800円にしかならない。週5日働いて3万4000円、月にするとおよそ13万円前後の収入だ。これがシゲノブさん一家の生命線だ。

「ここから国民年金約1万5000円、国民健康保険が約1万円、手元に残るのは3万円あればいいところです。母にパートに出てもらわなければとてもやっていけません」


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい