伊勢谷友介が学んだ吉田松陰の「知行合一」とは? 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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伊勢谷友介が学んだ吉田松陰の「知行合一」とは?

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 2015年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で演じる吉田松陰先生は、共感できる部分も多く、ずっとやりたかった役です。自分の命をどう使うかを考え抜き、大切な言葉を残し、実行していった松陰先生のような先人は現代でもよいお手本となります。

 「諸君、狂いたまえ」という松陰先生の言葉にもあるように、僕もいま、社会のために狂い、「人類が地球に残るため」という大きな目標を持って、自分の身を投げ打つ覚悟で生きています。

 目標に向かい生きる僕にとって、「挫折」という言葉が持つ意味は、他の人が思うそれとちょっと違う。歌手になりたかった人がなれなかったら挫折だとか、よく言うじゃないですか。

 でもそんなの、向き不向きを知るキッカケでしかなく、挫折でも何でもないんですよ。目的は歌手になることではなくて、人を喜ばせることだったりするわけです。だから、「挫折禁止」を座右の銘にしています。「挫折しました」なんて言葉が簡単に使われてしまういまの状況は、目的を持っていない、考えない人が増えていることを象徴しているのだと思います。

 そうやって考えていくと、松陰先生が残した「知行合一(ちこうごういつ)」こそ、現代人には最も必要なんだと思います。この言葉は、「知って行わないのは知らないのと同じだ」という意味ですが、裏を返せば行わない人は知らない人でもあり、考えてもいない人だということになる。

 でも、それでは私たちの未来は変わっていかないんです。「知行合一」をもって、問題点を知ってどう解決方法を生み出していくのかを、一人一人がやるべき時代が来ています。みんなが松陰先生のような先導者になれという意味ではありません。消費者としての行動を変えてみる、共感する人に賛同してみるなど、身近な行動からやっていけばいい。

 だから、2014年は漢字一字で叡智の「智」かな。松蔭先生の生きざまを観て、みんなが正しい情報を知りたいという意識を持ち、智を蓄えながら『知行合一』するきっかけになったらうれしいですね。

※「みんなの漢字」2015年1月号から抜粋


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