「俺がやったほうが早い病」に効く3つの特効薬 (2/2) 〈ダイヤモンド・オンライン〉|AERA dot. (アエラドット)

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「俺がやったほうが早い病」に効く3つの特効薬

※写真はイメージです(GettyImages)

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小野和俊/クレディセゾン 常務執行役員CTO

小野和俊/クレディセゾン 常務執行役員CTO

●特効薬(3) 俺が見本を見せたほうが早い

 刺激を受けることで一気に成長するタイプの人もいる。エンジニアのSさんがそうだった。

 Sさんにお願いした仕事が1ヵ月くらい経ってもあまり進んでいないようだったので、「どんな感じ?」と聞いてみたところ「簡単にはいきません」と言う。

 そこで「シンプルに考えれば1時間くらいでできるのでは?」とコメントすると、彼は「1時間なんて無理ですよ。そんなこと言うならやってみてください」と怒りながら言い返してきた。「俺がやったほうが早い」実例を見せるべく、私は30分くらいで終わらせた。

「俺が最強」と内心思っていたSさんは、その後「クソ、悔しい!」と言いながらメキメキ成長していった。ただしこの方法は、相手の性格やタイミングに気をつけて使わないと逆効果なので、上級者向けのテクニックと言える。

小野和俊/クレディセゾン 常務執行役員CTO
1976年生まれ。小学4年生からプログラミングを開始。1999年、大学卒業後、サン・マイクロシステムズ株式会社に入社。研修後、米国本社にてJavaやXMLでの開発を経験する。2000年にベンチャー企業である株式会社アプレッソの代表取締役に就任。エンジェル投資家から7億円の出資を得て、データ連携ソフト「DataSpider」を開発し、SOFTICより年間最優秀ソフトウェア賞を受賞する。2004年、ITを駆使した独創的なアイデア・技術の育成を目的とした経済産業省のとり組み、「未踏ソフトウェア創造事業」にて「Galapagos」の共同開発者となる。2008年より3年間、九州大学大学院「高度ICTリーダーシップ特論」の非常勤講師を務める。2013年、「DataSpider」の代理店であり、データ連携ソフトを自社に持ちたいと考えていたセゾン情報システムズから資本業務提携の提案を受け、合意する。2015年にセゾン情報システムズの取締役 CTOに就任。当初はベンチャー企業と歴史ある日本企業の文化の違いに戸惑うも、両者のよさを共存させ、互いの長所がもう一方の欠点を補っていく「バイモーダル戦略」により企業改革を実現。2019年にクレディセゾンの取締役CTOとなり、2020年3月より現職。
「誰のための仕事かわからない、無駄な仕事」を「誰のどんな喜びに寄与するのかがわかる、意味のある仕事」に転換することをモットーにデジタル改革にとり組んでいる。


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