第1404回 ネズミ捕りの名手 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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第1404回 ネズミ捕りの名手

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福(白澤さん提供)

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 屋敷内にイチジクの木があります。その周辺に、肥料にしようと生ゴミを捨てていたら、野良猫が餌をあさりに来るようになりました。2017年9月のことです。

 見かけると追い払っていたのですが、その猫が子どもを産み、1匹ずつ運んできました。見ていると、50メートルほど離れた大木のうろから高い石垣を乗り越えて運んできているのです。

 台風の予報も気になり、急きょ段ボール箱で寝床を作り、軒下に置いてやることにしました。

 子猫はみんな柄が違い、三毛、黒、キジトラ、茶トラの4匹です。親猫は箱から出たり入ったりしながら乳を与え、育てていましたが、40日ほどたつと姿を消し、二度と帰ってくることはありませんでした。

 子猫の引き取り手をさがしていると、飼い猫を亡くした友人が欲しいと言ってくれました。選んでもらうと、三毛と黒の2匹をもらってくれました。

 その翌日、親猫がいなくなってから弱っていたキジトラが亡くなりました。この猫が家族の一番のお気に入りでした。涙。

 残った茶トラをわが家で飼うことに決め、「福」(写真、3歳)と名付けました。雄猫なので去勢手術も受けさせました。

 福は、一日に何度も家を出たり入ったりしています。夜出たら朝まで戻らないこともあります。

 出るときはドアの前に座って開けてもらうのを待ち続けます。入るときは網戸を爪でガリガリするのです。

 この福は、外でネズミを捕る名手かと思います。3年間で15、16匹は捕ってきています。

 わが家では私と妻、息子、三者三様の可愛がり方で、いつも福からの癒やしを受けております。

(白澤 弘さん/三重県/79歳/アルバイト)

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(更新 2020/12/24 )


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