第1240回 父を看病した当時、支えてくれたラブ 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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第1240回 父を看病した当時、支えてくれたラブ

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 私の大切なわんちゃんのラブ(写真)は10月で14歳になります。4年前にがんで亡くなった父から託された子で、父の看病中にうちに来て4年になります。

 真っ黒いトイプードルのおばあちゃん犬で、最近は白い毛も増えてきました。

 父はだいぶ前に母と離婚して一人暮らしだったのですが、私には家庭があるので、ずっと父の家にいるわけにはいきません。そこで毎日、ラブと一緒に徒歩10分ほどのところにある父の家に通いました。

 夜中に帰るときなどは恐ろしく、ラブが頼りでしたし、精神的にも支えられました。ラブがいなかったら、父の看病はもっと大変だったでしょう。

 うちに来て3年くらいまで、父にもらったトラの縫いぐるみをくわえて持ってきたり、抱いて寝たりと、大切にしていました。悲しげにひゅうひゅう鳴くことも。でも、ここ1年でそれもなくなり、やっと私にわがままや希望を伝えるようになりました。

 ラブは最近、高血圧で倒れました。歩けなくなったのですが、薬が合ったらしく、3日ほどで歩けるようになってほっとしたのもつかの間、今度は胸に腫瘍ができました。手術を受けさせようか迷いましたが、高齢なのでそれはせずに共に過ごそうと決めました。

 母はほぼ毎日うちに食事にやって来ます。ラブは一緒に暮らしたことがないにもかかわらず、毎日母が来るのを玄関で待っています。出迎えを受けた母が喜ぶのがうれしいらしいのです。

 どんなつらいときでも、私を笑顔にしてくれるラブ。ラブがいるから私は元気に頑張れています。

 可愛くて、賢くて、やさしいラブを皆さんにご紹介したくて、そしてまた、ラブが一日でも長く生きられるよう応援してほしくて、ペンをとりました。

(富澤和代さん 東京都/56歳/主婦)

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(更新 2017/8/31 )


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