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第30回 捨てられないなら リサイクル

文・大谷由里子

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マンガ/上大岡トメ

マンガ/上大岡トメ

 申し込むと、人間が一人、入れるくらいの段ボールが届いた。

「こんなに捨てるものあるかなあ」

 と、思ったけれど、大きな箱というのは、ありがたい。

「まだ、入る」「もっと、入る」と、どんどん入れられる。

 15年前に買ったスーツ、「まだ着られる」と、とっておいたけれど、「リサイクルならいいかな」と、手放す気持ちにやっとなれた。

「痩せたら着よう」と、思っていたワンピースやパンツスーツも、「誰かが着てくれるならいいかなあ」と、やっと手放せた。

 セーターやシャツなども詰めた。たぶん、全部で50着くらいは、詰め込んだ。そして、着払いで送った。

 しばらくして、査定結果がメールで届いた。

 全部で180円。

 わずかなお金。けれども、金額じゃない。

 ごみとして捨てずに「役立つかもしれない」と思えたことが良かった。

 今まで手放せなかったものがやっと手放せた。

 クロゼットに空間ができた。

「新しい服を買ってみようかなあ」と、いう気持ちにやっとなれた。

 空間ができるって、とっても大切。

 リサイクルとリユースにはまった。

 本、DVD、いろんなものを引き取ってくれることがわかった。

 部屋がどんどんスッキリしていく。

 そのたびに、少しずつ、気分がよくなる。

 リサイクル、すごくいい。

 やってみれば、意外と簡単だった。

 わたしの友達にも勧めようかなあ。


(更新 2015/9/ 8 )


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プロフィール

大谷由里子(おおたに・ゆりこ)

 1963年奈良県生まれ。京都ノートルダム女子大学を卒業後、吉本興業に入社。故・横山やすし氏のマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし注目を集める。2003年、研修会社の志縁塾を設立。「笑い」を取り入れた「人材育成研修」は、NHKスペシャルなど多くのメディアで話題となっている。 現在は、年間300を超える講演・研修をプロデュース中。主な著書に『仕事で大事なルールは吉本興業で学んだ』(こう書房)、『はじめて講師を頼まれたら読む本』(中経出版)など多数。

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