【米ビルボード・ソング・チャート】スティーヴ・レイシー3週目の首位、ドージャ・キャット「ベガス」がTOP10入り

2022/10/18 13:56

【米ビルボード・ソング・チャート】スティーヴ・レイシー3週目の首位、ドージャ・キャット「ベガス」がTOP10入り
【米ビルボード・ソング・チャート】スティーヴ・レイシー3週目の首位、ドージャ・キャット「ベガス」がTOP10入り


 スティーヴ・レイシーの「バッド・ハビット」が3週目の首位をキープした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
 今週の集計期間中(10月7日~10月13日)エアプレイが4,230万回(4%増加)、ストリーミングが2,010万回(2%減少)、セールスは2,000(27%減少)をそれぞれ記録して、エアプレイ・チャートで7位、ストリーミング・ソング・チャートでは2位をキープした。
 ジャンル別では、ロック&オルタナティブ・ソング・チャート、ロック・ソング・チャート、オルタナティブ・ソング・チャートでそれぞれ8週目、R&Bソング・チャートとR&B/ヒップホップ・チャートではそれぞれ7週目の首位をキープして、5つのチャートで1位を獲得した初のタイトルを6週目に更新している。
 先週2位に最高位を更新したサム・スミス&キム・ペトラスの「アンホーリー」は、今週も同位をキープ。ストリーミングは前週から2%減少したものの、ほぼ同率の2,320万回を記録していて、セールスは10%増加の12,000、エアプレイは55%増加の1,520万回に大きく数字を伸ばしている。
 ストリーミングとセールスの両チャートでは初登場から3週連続で首位を獲得し、2021年1月23日~2月6日に同3週をマークしたオリヴィア・ロドリゴの「ドライバーズ・ライセンス」以来、約1年10か月ぶりの記録を達成した。
 ハリー・スタイルズの「アズ・イット・ワズ」は今週も3位をキープして、初登場した4月16日付から今週10月22日付まで28週間連続でTOP3にランクインするという歴代最長記録を更新した。また、エアプレイ・チャートでは23週のうち通算9週の首位を獲得して、2020年にザ・ウィークエンドの「ブラインディング・ライツ」が達成した28週のうち26週首位に次ぐ、歴代2位に浮上した。
 4位は、ポスト・マローンの「アイ・ライク・ユー(ア・ハピアー・ソング)with ドージャ・キャット」が同位をキープ。続いて5位には、先週の7位からモーガン・ウォレンの「ユー・プルーフ」が上昇し、最高位を更新した。Hot 100でのTOP5入りは、モーガン・ウォレンにとって初のタイトルとなる。ポップやアダルト・コンテンポラリーにジャンルをクロスオーバーしていない、カントリー・エアプレイのみの集計でTOP5入りした曲は、過去10年間でルーク・コムズの「フォーエバー・アフター・オール」(2020年11月 / 2位)と「ユー・プルーフ」の2曲のみ。
 「ユー・プルーフ」は、今週の集計期間中1,370万回を記録してストリーミング・チャートで8位に、エアプレイ・チャートでも3,460万回を記録して11位から10位に、それぞれTOP10入りを果たしている。ジャンル別では、カントリー・エアプレイ・チャートでは2週目、カントリー・ソング・チャートでは9週目の首位を獲得した。なお、前述の「フォーエバー・アフター・オール」はストリーミング・チャートで最高2位、カントリー・エアプレイ・チャートでは6週間1位をマークしている。
 ポップやアダルトにクロスオーバーせず、カントリー・エアプレイのみの集計でエアプレイ・チャート(総合)にTOP10入りしたのは、その「フォーエバー・アフター・オール」(2021年6月にエアプレイ・チャートで10位)、コール・スウィンデルの「シー・ハッド・ミー・アット・ヘッズ・カロライナ」(2022年10月にエアプレイ・チャートで9位)に続く、「ユー・プルーフ」が史上3曲目のタイトルとなる。この記録は、エアプレイ・チャートの集計が始まった1998年12月以降のもので、それ以前の記録は含まれていない。
 チャートに戻り、先週6位に上昇したワンリパブリックの「アイ・エイント・ウォーリード」は今週も同位にランクイン。7位はニッキー・ユーア&デイジーの「サンルーフ」が先週の5位から順位を下げ、8位は先週に続きニッキー・ミナージュの「スーパー・フリーキー・ガール」が同位にランクインして、ラップ・ソング・チャートでは9週目の首位を獲得した。先週9位にTOP10入りしたルーク・コムズの「ザ・カインド・オブ・ラヴ・ウィ・メイク」も、同9位をキープしている。
 今週10位には、先週の11位からドージャ・キャットの新曲「ベガス」が上昇し、以下に続く通算7曲目のTOP10入りを果たした。
1位「セイ・ソー feat. ニッキー・ミナージュ」(2020年)
2位 アリアナ・グランデ「34+35 feat. ドージャ・キャット&ミーガン・ザ・スタリオン」(2021年)
3位「キス・ミー・モア feat. シザ」(2021年)
8位「ニード・トゥ・ノウ」(2021年)
7位「ウーマン」(2022年)
3位 ポスト・マローン「アイ・ライク・ユー(ア・ハピアー・ソング) with ドージャ・キャット」(2022年)
10位「ベガス」(2022年)
 2020年代に入ってからの女性アーティストのTOP10記録としてはドージャ・キャットが最多で、5曲がランクインしたテイラー・スウィフトが続く。なお、テイラー・スウィフトは10月21日にリリースする新作『ミッドナイツ』からのタイトルが上位にランクインすることが予想されていて、この記録を更新する可能性が高い。
 「ベガス」は、今週の集計期間中、4,850万回(4%増加)を記録してエアプレイ・チャートでも6位から5位に最高位を更新している。ジャンル別では、ポップ・エアプレイ・チャートで「アイ・ライク・ユー」から首位を略奪し、2021年2月にアリアナ・グランデが「ポジションズ」から「34+35」で交代して以来、約1年8か月ぶりに自身の楽曲で首位を入れ替えたタイトルを達成した。その他、ストリーミングは800万回、セールスは2,000をそれぞれ記録している。
 「ベガス」は、今夏に公開されたエルヴィス・プレスリーの伝記映画『エルヴィス』のサウンドトラックに提供した曲で、R&Bソング・チャートで1位を獲得したビッグ・ママ・ソーントンの「ハウンド・ドッグ」がサンプリングされている。エルヴィス・プレスリーがカバーした同名曲は、Hot 100の集計が始まった1958年8月以前、1956年のビルボード・チャートで「冷たくしないで」との両A面シングルが1位を獲得し、チープ・トリックがカバーした「冷たくしないで」も1988年10月に最高4位を獲得した。
 間接的ではあるが、故エルヴィス・プレスリーの曲がHot 100にエントリーしたのは2021年1月にホリデー・シーズンの定番曲「ブルー・クリスマス」(1957年)が33位にランクインして以来、約1年10か月ぶりで、それ以前は1981年に遡る。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは10月21日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「バッド・ハビット」スティーヴ・レイシー
2位「アンホーリー」サム・スミス&キム・ペトラス
3位「アズ・イット・ワズ」ハリー・スタイルズ
4位「アイ・ライク・ユー(ア・ハピアー・ソング)」ポスト・マローン with ドージャ・キャット
5位「ユー・プルーフ」モーガン・ウォレン
6位「アイ・エイント・ウォーリード」ワンリパブリック
7位「サンルーフ」ニッキー・ユーア&デイジー
8位「スーパー・フリーキー・ガール」ニッキー・ミナージュ
9位「ザ・カインド・オブ・ラヴ・ウィ・メイク」ルーク・コムズ
10位「ベガス」ドージャ・キャット

あわせて読みたい

  • 【米ビルボード・ソング・チャート】リゾ2週連続首位、ポスト・マローン×ドージャ・キャットTOP10返り咲き

    【米ビルボード・ソング・チャート】リゾ2週連続首位、ポスト・マローン×ドージャ・キャットTOP10返り咲き

    Billboard JAPAN

    8/2

    【米ビルボード・ソング・チャート】スティーヴ・レイシー首位キープ、サム・スミス&キム・ペトラスが2位に上昇

    【米ビルボード・ソング・チャート】スティーヴ・レイシー首位キープ、サム・スミス&キム・ペトラスが2位に上昇

    Billboard JAPAN

    10/11

  • 【米ビルボード・ソング・チャート】アデル首位キープ、ドージャ・キャット「ニード・トゥ・ノウ」TOP10入り

    【米ビルボード・ソング・チャート】アデル首位キープ、ドージャ・キャット「ニード・トゥ・ノウ」TOP10入り

    Billboard JAPAN

    11/2

    【米ビルボード・ソング・チャート】ザ・ウィークエンド「ブラインディング・ライツ」が2週目の首位、2週連続ソング&アルバム・チャート制覇

    【米ビルボード・ソング・チャート】ザ・ウィークエンド「ブラインディング・ライツ」が2週目の首位、2週連続ソング&アルバム・チャート制覇

    Billboard JAPAN

    4/7

  • 【米ビルボード・ソング・チャート】シルク・ソニック首位返り咲き、J.コールが8位にデビュー

    【米ビルボード・ソング・チャート】シルク・ソニック首位返り咲き、J.コールが8位にデビュー

    Billboard JAPAN

    5/20

別の視点で考える

特集をすべて見る

この人と一緒に考える

コラムをすべて見る

カテゴリから探す