映画『反逆のパンク・ロック』が39年の時を経て日本初ロードショー
映画『反逆のパンク・ロック』が39年の時を経て日本初ロードショー

 映画『反逆のパンク・ロック』デジタルニューマスター版が8月26日から新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。

 制作から39年を経て日本初ロードショーされる同作は、『ザ・デクライン』『ウェインズ・ワールド』のペネロープ・スフィーリスが、ロジャー・コーマンのもとで撮り上げた長編劇映画デビュー作。社会に馴染めない路上生活を送るパンクスたちは、自身のことをT.R.(The Rejected=拒否された脱落者)と呼んで毎夜さらなる仲間を求めて集い、パンクロックに酔いしれる日々を過ごすが、彼らの排除を求める住民たちとの対立が激化して、追い詰められていくというあらすじだ。

 主演俳優のジェニファー・クレイはパブリック・イメージ・リミテッドのライブに並んでいるところを監督が発見し、出演が決定。本物のパンクスたちという無名のキャスト起用に反対するコーマンに対し、「あなたの大ヒット作『ワイルド・エンジェル』も本物のヘルズ・エンジェルスを出演させて成功した」と反論したという。ジェニファー・クレイの他の出演作はなく、キャリアや消息も不明。また、当時リー・ヴィング(FEAR)の家にたむろしていたフリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)も出演。「Mike B. the Flea」の名義でクレジットされている。フリーいわく「『反逆のパンク・ロック』は世界的にパンク映画のバイブルとなっている」とのこと。

 日本オリジナルキービジュアルは、本国版をベースにT.R.たちをメインに据えたデザインとなっている。

◎映画情報
『反逆のパンク・ロック』
2022年8月26日(金)新宿シネマカリテ
2022年9月16日(金)シネ・リーブル梅田
2022年9月23日(金)アップリンク京都
以降全国順次公開
監督・脚本:ペネロープ・スフィーリス
製作:ロジャー・コーマン
音楽:アレックス・ギブソン
ライブ映像:T.S.O.L..、ヴァンダルズ、DI
出演:
クリス・ペダーソン
ジェニファー・クレイ
ビル・コイン
フリー
アンドリュー・ピース
上映時間:96分
配給:ビーズインターナショナル

https://newworldpicturesmovie.jp/

(C)1983 SUBURBIA PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.